感 想 | 筆者は、元大蔵省の国際金融局長や財務官を務めた方だそうです。その彼が国際舞台で耳にしたジョークを集めた本です。やはり、金融や経済のジョークも多く掲載されていますが、こういうジョークはあんまり笑えませんでした。僕も気の利いたジョークを英語で言えるようになりたいので、まあ、いくつかのジョークは参考になりました。一番面白かったのは、「アイルランド人のようにシラフで、イギリス人のように料理が上手く、フランス人のように謙虚で、イタリア人のように秩序正しく、......」と延々と続くジョークです。これはEU各国の国民性の反対を的確に表しているのだそうです。
もうひとつ紹介すると、「世界で一番幸せな男は、アメリカで給料を取り、中国料理を食べ、イギリスの家に住み、日本人の妻を持つ。世界で一番不幸な男は、中国で給料を取り、イギリス料理を食べ、日本の家に住み、アメリカ人の妻を持つ」というのもありました。アメリカで給料を取り、アメリカの家に住み、日本人の妻を持つ自分は、結構幸せな方かもしれないなあ。 |