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慶長の本棚

コンピューター・ネット関係(1)





「インターネット的」

著者・発行糸井重里 PHP新書 2004
感動度☆☆実用度☆☆☆
娯楽度☆☆☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想糸井さんがやっている「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトには、一日に30万を超すアクセスがあるらしい。そんな糸井さんが、「インターネット」についてと言うより「インターネット的社会」について書いた本です。結構面白かったですよ。糸井さんによると、インターネット的という場合には四つの鍵があって、それらは「リンク」、「シェア」、「フラット」、そして「グローバル」だそうです。人と人がリンクし、情報をシェアし、価値観がフラットになり、これがグローバルなスケールで起こるということです。もうそういうことは社会の至る所で起きており、インターネットが大きな役割を果たしているのは言うまでもありません。

この本で僕がナルホドと思ったのは、「インターネットにつながっている人よりも、まだつながっていない人たちにこそ伝えなければならない」という言葉でした。このホームページを運営している僕にとっても、似たようなジレンマがあります。僕のサイトには、主に国際機関や途上国開発などに興味を持っている人たちが訪れてくれているようですが、そういった問題に興味がない人にいかに伝えていけばいいのでしょう。どうやったら、そういった人たちに少しでもこのサイトを訪問してもらえるのでしょうか。この課題に対する僕なりの答えは、まだ出ません。「つながっていない人をいかにつなげるか」、糸井さんのサイトで研究してみようと思います。



「ホームページで伝わる日本語」

著者・発行佐々木由香 MdNコーポレーション 2004
感動度実用度☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆
感 想本書には、「アクセスアップのためのやさしいWeb文章入門」という副題がついています。要するに、「ホームページ用に、どういう日本語を用いたらいいのか」ということを解説した本なのです。そもそもホームページで使う日本語は、普通の日本語と区別するべきなのでしょうか。この本の著者は、区別すべきだと主張しているのです。その理由は、「ネット・サーtァーは浮気なため、気に入らないとすぐにクリックして他のサイトに移動してしまう」からです。だからWebには「パッと見て、サッと頭に入ってくる」ような文章が望ましいのだそうです。

まあ言っていることは分かりますが、インターネットのユーザーはそういう人だけじゃないでしょう。じっくり読んでくれたり、何かの情報を探している人だっているはずです。そういうユーザーに読んでもらうには、やっぱり文章上のテクニックではなく、内容次第だと思いたいです。

そうは言っても、この本には結構役に立つことも載っていました。「土地感」ではなく「土地勘」とか、「意気健康」ではなく「意気軒昂」だとかという間違いやすい単語の正誤表もあります。会話文のカギカッコの中での句読点の使用法なども有用でした。「おざなり」と「なおざり」の違いも載っていましたが、これは読んでますます違いが分からなくなりました。
「おざなり」〜その場逃れにいいかげんな言動をすること。
「なおざり」〜真剣でないこと。いいかげんにして放っておくこと。



「グーグる!」

著者・発行インターネットマガジン編集部 インプレス 2004
感動度☆☆実用度☆☆☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想この本には「Googleで知識が100倍増える本」、「検索力があなたを救う!」という副題がついています。これらの副題から明らかなように、これは世界最大の検索エンジン「Google」の活用法を解説した本なのです。これだけのネット社会になると、いかにうまく検索エンジンを使いこなすかどうかで、情報収集能力はかなり差がついてしまうでしょう。この本は、情報収集能力の向上に大いに役立ちますよ。あっという間に読めてしまう本ですが、はっきり言って実用度は満点です。

「Google」が辞書代わりになったり、計算機になったり、はたまた単位の変換にまで使えるとは知りませんでした。それ以外にも、この本を読むと「外国人の名前から男女を判断したいとき」や「行ったことのない場所を見たいとき」や「適切な敬語の使い方を知りたいとき」に、「Google」をどう使えばいいかが分かります。

最後に、人の知名度の比較も「Google」でできると書いてありましたので、それを応用してみます。まず「Google」に「慶長寿彰」と入れて検索すると、89件のサイトにヒットしました。次に我が故郷八戸市の市長さん「中村寿文」では、620件のヒットでした。青森県の知事「三村申吾」では6220件で、「小泉純一郎」では81400件のヒットがありました。以上の数字が、この4人の知名度の比率を表しているという訳です。これって結構正確な数字のような気もしますが、僕はネット上では中村市長よりは知名度があると思っていただけに、ちょっとショックでした。



「標準デジカメ撮影講座」

著者・発行久門 易  翔泳社 2003
感動度実用度☆☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想数ヶ月前に遅ればせながらアマゾンでデジカメを買いました。ところが、このデジカメというヤツは何かと手ブレが目立つし、思ったよりいい写真が撮れないなあと思っていました。それに一度撮った写真をウェブサイト用に縮小すると、画質が極端に悪くなるのです。という訳で、「何かいいデジカメの教科書はないかなあ」と買ったのがこの本です。

はっきり言って、この本はお薦めです。著者が言うには、「大切なのは高級なカメラや画像加工ソフトではなく、背景や置き方、照明など被写体の見え方を少し工夫すること」だそうです。その言葉どおり、人物や建物、料理や花など、被写体に応じた撮影の工夫の仕方がとても分かりやすく説明されています。そのほか、被写体にかかわらずこの本で僕が学んだ学んだことは、ストロボは絶対使わずに明るさは露出補正で調整するとか、手ブレ防止の三脚や、背景のグラデーション・ペーパーをうまく使うとか、近距離で撮影するより遠距離からズームした方が形がゆがまないといったことです。でも、この本のおかげで少しは上達したとはいえ、やっぱり僕の腕はまだまだです。それに欲を言えば、この本には画像の加工技術についてはほとんど参考になることが書いてありませんでした。



「(地方議員のための)支持者をふやすホームページの鉄則」

著者・発行吉田つとむ  学陽書房 2003
感動度☆☆☆実用度☆☆☆☆
娯楽度☆☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想著者の吉田氏は東京都町田市の現役市議会議員で、自分でもホームページを運営し、ネット政治を実践しています。本書は、ホームページ運営のノウハウなどネット時代の地方議員のための活動指針をまとめたものですが、なかなかの好著でした。僕のように、議員でない人のサイト運営にも参考になる記述も多かったです。

吉田氏は、政策提言のためのみならず、自分の所得や日々の活動記録を情報公開する上でも、議員のホームページは必要だと力説しています。さらにホームページの掲示版での議論などを通じて、政治家の即応性と分析力が試されるとも述べています。要するに、ホームページを通じて政治不信を払拭し、政治家の能力を高めようと主張しているのです。とても共感できる部分が多い本でした。ホームページが日本の政治を変える。そんな日が早く来て欲しいものです。巻末には、吉田氏が推奨する地方議員30人ほどのホームページ・アドレスも載っています。



「おしえて先輩!人気ホームページのつくり方」

著者・発行井上真花  ソシム 2002
感動度☆☆実用度☆☆
娯楽度☆☆☆ファッション度☆☆☆☆
感 想人気ホームページの運営者29人へのインタビューを集めた本です。この本に出てくるホームページはほとんどが、一日に数万ものアクセスがあります。インタビューで皆言いたいことを言いまくっていますが、あんまり参考になりませんでした。ほとんどのサイト運営者に共通していたのは、「アクセスアップの秘訣はマメに更新すること」という当たり前のものでした。中には、女性の管理人のふりをすると男性が多く見に来る、という邪道な意見もありました。唯一参考になったのは、「予備知識がない人でも、100人が読んだら100人が分かってもらえる文章を」というアドバイスです。僕も、それを心がけてこのサイトの文章を書こうと思います。



「1日3回アクセスしたくなる掲示版運営術」

著者・発行中本千晶  かんき出版 2003
感動度☆☆実用度☆☆☆
娯楽度☆☆☆☆ファッション度☆☆☆☆
感 想この本には、「思わず書き込みたくなる掲示板を作ろう!」という副題がついています。その副題が示す通り、ホームページの掲示版運営に関する秘訣を解説した本です。いくつかの実存する掲示板の事例などを用いていて、とても分かりやすく読みやすい本でした。読み物としては面白かったけど、実用度の方はイマイチ。初心者と常連を対等に扱うとか、悪質な書き込みには断固とした態度をとるとか、まあ常識的な話が多かったです。結局、掲示版が賑わうためには、ホームページのコンテンツ自体の充実と、サイト管理者の魅力が不可欠だということです。この本の中で、これは納得という言葉がひとつありました。それは、「今ある書き込みが次の書き込みを決める」です。この言葉は、正に掲示板の核心をついていると思います。



「検索にガンガンヒットするホームページの作り方」

著者・発行渡辺隆広  翔泳社 2003
感動度実用度☆☆☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆
感 想この新サイトを作る上で参考にしたもうひとつの本が、これです。検索エンジンのしくみから、キーワード検索で上位表示されるためのヒントまで、ホームページ運営者にとって不可欠な情報が満載です。はっきり言って、実用度満点だと思います。この本に書いてあることを実践したおかげで、僕のこのサイトも「Yahoo! JAPAN」に登録されたばかりか、Googleでも「国際公務員」というキーワードで検索すると、現在かなり上位で表示されるようになりました。まあ、この表示順位は常に変動するんだろうから、一時的なことかもしれませんが。とにかく、ホームページをお持ちの方にはこの本は絶対お薦めです。



「ホームページ・アクセスアップの鉄則」

著者・発行KEI+蒲 健太  翔泳社 2002
感動度実用度☆☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆
感 想2003年7月から移転したこの新サイトは、主に二冊の本を参考にして作りました。そのうちのひとつがこの本です。サイトの訪問者にいかに快適に見てもらうか、というヒントが満載です。サイトのデザインから、サイト内のナビゲーションの仕方、サイト運営の心構えまでぎっしり詰まっていますので、ホームページをお持ちの方にはお薦めの一冊です。ただ内容が多岐に渡るため、個々の案件についてはあんまり掘り下げて書いていない場合が多いです。例えば、「ページ幅は600ピクセルに収める」とは書いてあっても、「どうすれば600ピクセルに収められるのか」は書いてありません。

この本を買うもうひとつのメリットは、「読者専用ホームページ無料診断」が受けられることです。僕のサイトも診断してもらいました(診断結果は、フロントページから「お知らせ」をご覧ください)。診断を申し込んでから、診断結果が届くまで2〜3ヶ月もかかりましたが、それなりに誠実に診断してくれました。



「ホームページにオフィスを作る」

著者・発行野口悠紀雄  光文社新書 2001
感動度☆☆実用度☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想筆者自身のHP運営の経験から、「個人、企業、大学がHPの活用で何ができるか」をテーマに、HP作成・運営のノウハウを教えてくれています。HPは情報発信のほかに、データの構築、ファイルや論文の管理、情報源の記憶などバーチャル・オフィスとして使うべし、というのが筆者の持論のようです。僕の場合もこのHPは、情報発信プラス自分の文章の整理棚のように思っています。筆者によると、いい企業のHPは、サイト内検索ができ、そして「社長のご挨拶」のような無駄なものがトップ・ページに載っていないものだそうです。びっくりしたのは、アメリカの名門MITが、大学のサイトの運営に年間約12億円もかけているという事実です。ちなみに僕は、無料のレンタル・スペースを使い、全て一人で運営しているので、時間はかかりますが、コストはゼロです。

さて、誰もが気になるアクセス数を増やす秘訣ですが、「一に更新、二に更新、三に更新」だそうです。やっぱり頻繁に更新して、常に新しい情報を提供するのが肝心とのこと。僕のHPも、ワシントンに戻ってから更新の頻度が落ちたため、やっぱりブリスベンの時よりアクセス数が少なくなっているような気がします。この本、期待して買った割には、あんまり新しい情報はありませんでした。


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