感 想 | 巷で話題の「ソーシャル・ネットワーキング」を初めて解説した本らしい。僕も「GREE」と「mixi」に足を突っ込んではいますが、あんまり活用しているとは言い難いので、この本を読んでみました。海外の「ソーシャル・ネットワーキング」が紹介されていたり、日本のものでも僕の知らないのがいくつかあったりで、情報量としてはまずまず。でも、読み物としてはあんまり面白くないですね。まあ、解説書なんてこんなものでしょうけど。それと、図やイラストがふんだんに使われているのですが、理解の手助けになるような図はほとんどありませんでした。そもそも、「ソーシャル・ネットワーキング」はわざわざ図解しなくてもいいんじゃないのというのが、率直な感想です。
この本で記憶に残ったのは、「弱い絆の強さ」という言葉です。友達の友達や、あるいは一定のテーマに基づくコミュニティといったネット上の絆のことですが、僕自身も最近、このネットワークが気になっています。こういう「弱い絆の強さ」をうまく使って、地域や社会を変える何らかのムーヴメントを起こせないかと真剣に思っているのです。 |