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慶長の本棚

コンピューター・ネット関係(2)





「時代はブログる!」 [NEW]

著者・発行須田 伸  アメーバ・ブックス 2005
感動度☆☆☆実用度☆☆☆☆
娯楽度☆☆☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想僕も利用していますが、「アメブロ」を提供しているサイバーエージェント社の局長さんが書いた本です。自分とブログの関わりから、ブログ界の巨匠へのインタビュー、最後はブログとメディアや広告との話まで盛りだくさんでした。でも、自分もブログをやっているせいか納得できる話が多くて、スイスイとあっという間に読んでしまいました。ちなみに、サイバーエージェントのCIロゴが「アメーバ」なのは、「形にこだわらずに貪欲に成長を志す」という姿勢を反映しているのだということも、この本で知りました。

さて、どういうところに納得したかというと、例えば「書けば書くほど、もっとこの話もしたい、あの話もしたい、って具合に書くことへの欲望の扉がどんどん開いていく」という中谷彰宏氏の言葉。本当にそうだよなあと思います。僕なんか、ネタがありすぎて困っている。向こう一週間くらいのネタは既に持っているし、毎日毎日新しいネタが増えていくのです。

「ふうん、そうなのかなあ」と少し疑問に思ったのは、「家族や会社、学校がコミュニティとしての機能を急速に失いつつある今、ブログが精神の救いの場を担う」という一文です。人によってはそういう側面もあるのでしょうか?でも、そうだとしたらちょっと寂しいような気もします。僕にとっては、ブログは所詮は遊び。精神の救いは、他に求めたいです。



「今週、妻が浮気します」

著者・発行GoAhead & Co. 中央公論新社 2004
感動度☆☆☆実用度☆☆
娯楽度☆☆☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想この本は、「OKWeb コミュニティ」というサイト内の匿名掲示板に寄せられた一連の投稿を書籍化してものだそうです。帯には、『「電車男」を越える大人の愛の物語』とありました。ハッキリ言って、読み物としては「電車男」に匹敵するくらい面白かったです。

主人公の相談者は、妻が浮気相手とホテルに行く約束を妻の携帯から盗み見てしまいます。二人の子供を抱え、妻をまだ愛しているという彼は、離婚すべきか、妻を許してやり直すべきか、悩んでいます。それに対して掲示板の閲覧者たちが匿名でアドバイスをするという内容です。この相談者はひとつひとつのアドバイスにいちいち丁寧にお礼のコメントを返していて、誠実な性格がうかがえます。でも文面からすると、彼はほとんど職場からこのネット掲示板を利用しているようですね。「そんな時間があったら家に早く帰って妻ときちんと話し合えよ」と思ったのは僕だけでしょうか。ともあれ、結末は結構意外な展開です。最後は、「勝手にしやがれ!」と思ってしまいました。



「よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング」

著者・発行山崎秀夫・山田政弘  ソフトバンク・パブリッシング 2004
感動度☆☆実用度☆☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想巷で話題の「ソーシャル・ネットワーキング」を初めて解説した本らしい。僕も「GREE」と「mixi」に足を突っ込んではいますが、あんまり活用しているとは言い難いので、この本を読んでみました。海外の「ソーシャル・ネットワーキング」が紹介されていたり、日本のものでも僕の知らないのがいくつかあったりで、情報量としてはまずまず。でも、読み物としてはあんまり面白くないですね。まあ、解説書なんてこんなものでしょうけど。それと、図やイラストがふんだんに使われているのですが、理解の手助けになるような図はほとんどありませんでした。そもそも、「ソーシャル・ネットワーキング」はわざわざ図解しなくてもいいんじゃないのというのが、率直な感想です。

この本で記憶に残ったのは、「弱い絆の強さ」という言葉です。友達の友達や、あるいは一定のテーマに基づくコミュニティといったネット上の絆のことですが、僕自身も最近、このネットワークが気になっています。こういう「弱い絆の強さ」をうまく使って、地域や社会を変える何らかのムーヴメントを起こせないかと真剣に思っているのです。



「1日5分の口コミプロモーションブログ」

著者・発行長野弘子・増田真樹 英治出版 2004
感動度実用度☆☆☆☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想僕も最近「WASHINGTON 通信」のブログ・ヴァージョンをやっていますが、今ブログを始める人が凄い勢いで増えているようです。この本を読めば、ブログとは何なのか、ブログはどう使いこなせばいいのかなど、ブログの全てが分かると言っても過言ではないでしょう。とにかく、ブログに関する情報が満載の本なのです。様々なブログ・サイトやブログ関連ツールのURLも数多く掲載されていて、有用ですよ。以下には、本書に出てきたブログの魅力や特徴に関する記述をいくつか抜粋しておきます。いやあ、ブログって本当にいいですね。

「大勢のブロガーによる情報発信が強調し始めたとき、ジャーナリズムに似た威力を持つことが世間に認められてきた」
「マスコミがあまり取り上げない重要なニュースの数々が、ブログにより発信されていて、今まで気づかなかった視点に触れる機会が増えている」
「少数が多数に情報を配信するようなシステムから、多数から多数へ情報をやりとりするモデルへとメディアの仕組みが変わりつつある」
「ブログは新しいタイプの履歴書と言えて、学歴や職歴よりも、自分が何を考えているかといった人間性や価値観をアピールできる」
「ブログは単なるコンテンツ管理システムではなく、コミュニケーションを前提とした仕組みであり、ブレインストーミングのためのツールである」



「電車男」

著者・発行中野独人 新潮社 2004
感動度☆☆☆☆実用度☆☆
娯楽度☆☆☆☆ファッション度☆☆☆☆☆
感 想話題の「電車男」を一気に読み終えました。インターネットの掲示板「2ちゃんねる」でのやりとりが、そのまま本になってしまったという斬新さ。オタク用語や顔文字、アスキー・アートもそのままで、臨場感は抜群です。僕は最初、表紙カバーの下に隠れている「用語解説」を頻繁にチェックしていましたが、途中からはそれも必要なくなりました。

内容をちょっと紹介しておきますが、まるで純愛ドラマのようでした。「アキバ系オタク(この言葉自体もどういう意味か、よう分からん)」のモテナイ独身男が、電車の中で酔っ払いに絡まれた女性を救い、お礼にと「エルメス」のティー・カップをペアで貰います。掲示板の中ではこの男が「電車男」と呼ばれ、カップを贈った女性が「エルメス」と呼ばれています。名前も顔も知らない掲示板の住人たちの暖かく、そして時に厳しいアドバイスに励まされながら、「電車男」が「エルメス」との恋を成就させるという物語なのです。結構、ホロリとさせられる場面もあります。この話、掲示板上では実在したのでしょうけど、実話なんでしょうね。いずれにしても、ムーミンに似ているという「エルメス」さん、いい味出しています。ファンになってしまいました。



「伝わるWeb文章デザイン100の鉄則」

著者・発行益子貴寛  秀和システム 2004
感動度実用度☆☆
娯楽度☆☆ファッション度☆☆☆☆
感 想アマゾンの書評がとても良かったので買った本ですが、ハッキリ言って期待はずれでした。ウェブサイト用に文章を書く場合の注意事項が分かり易く書かれてはいますが、新しい知識はほとんど得られませんでした。当初、「文章の改善こそが最大のアクセスアップ法だ」というコンセプトには共感していたのですが、これを読んだ後は、その考えが少し変わりました。どう変わったかというと、「テクニック」より何より「文章の中味」で勝負しようと思ったのです。「中味」あっての「デザイン」であり「テクニック」でしょう。中味をおろそかにして、テクニックだけに走ってはいけないですよね。ということで、もうこの手の本を読むのはしばらくやめにしようかなと思っています。


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