| 感 想 | 心理学者の著者は、「人望」の習得は英語学習のようなもので、誰でも学び身に付けることができると説いています。「本当にそうなんだろうか」と半信半疑で読み始めましたが、読み終わってもまだ半信半疑です。というか、正確には四信六疑くらいでしょうか。
この本によると、「人望」を得るには「ほめる」、「しかる」、「人を動かす」、「励ます」、「目標となる」という五つの分野での言動を変えさえすればいいということになっています。確かにこれらを改善することによって、「人望」を多少は得られるかもしれませんが、「人望」ってそんなに単純なものじゃないんじゃないでしょうか。僕は「人望」とは、こういった言動におけるコミュニケーション・スキルに加えて、その人の考え方や性格、人生観や職業観、倫理観など生き方そのものの部分が大きいような気がします。「人望とは、スキルだけではない」と思うのです。でもこの本は、コミュニケーション・スキルを向上させたいという人には結構お薦めかもしれませんよ。 |