| 感 想 | 2001年の参議院選挙で比例区トップ当選を果たした自民党・舛添氏の本です。なんか、政治学とリーダーシップ論の教科書のような本でした。でも、この本が一貫して主張しているのは、「小泉首相は無能だからやめろ」ということです。政治は「貴業」であり、政治家は真の「エリート」であるべきだとし、小泉首相や田中前外相などの異常な人気を「テレビ・ポリティクス」の危険な一面だと警告も発しています。彼の言う「国民が自らの政治レベルを上げなければ、日本の政治は低い水準に留まり続ける」というのは、もっともな意見ですが、ちょっと与党の政治家としては無責任な気がしました。巷で言われているようなことばかりで、はっきり言って、この本からはあんまり新しい発見はありませんでした。
最後に、舛添氏の考える「政治指導者に必要な資質」というのを列挙しておきます。
[普遍的要素]
1.ヴィジョン提示力
2.歴史と哲学の素養
3.人心掌握力
4.組織力
5.経験
[今日的要素]
6.危機の認識と危機管理力
7.カリスマ性
8.テレビ・ポリティクス
9.国際性
10.IT適応力 |