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BRISBANE 通信(December 2001)



Merry X'mas in Summer (2001/12/01)


 12月になりました。お暑うございます。今日のブリスベンは無茶苦茶に暑いです。いよいよクリスマスも近いということで、ブリスベン市役所の前の広場に、巨大なクリスマス・ツリーがお目見えしました。昨日はその点灯式もありました。街の飾りつけもクリスマス一色です。しかし、こう暑いと何か全然クリスマスという雰囲気が出ないと感じるのは、私だけでしょうか。何しろ真夏のクリスマスは初体験なので、季節外れのようで、妙な気分です。クリスマスはやっぱり寒い中で、恋人同士が肩を寄せ合うっていう方がロマンチックなような気がします。ということで、今日のタイトルは、とても懐かしい「KUWATA・BAND」の「Merry X'mas in Summer」という曲から拝借しました。

「Merry X'mas in Summer」 by KUWATA BAND

恋は真夏のHistory
I've been crying, X'mas in summer
砂に書いた言葉 My baby, I called you. Oh no!
心変わりはMisery
She's been crying, Please be my lover
夕陽浮かぶ海へ ひとりきりで駆けてた
思い出が波にゆれる 今宵はSilent Night
泣き濡れた日々よいずこ みめうるわし君よ
Let it be, この夏はもうこれきりね
夢見るような甘い Brown eyes お別れで濡れてた
We can be, 心からそう愛されて
振り返れば雲の上で神様が微笑むこの街♪



引く手あまた (2001/12/02)


 先週の金曜日に、ブリスベン市庁のあるスタッフの送別会がありました。オフィスで4時半頃から始まり、それぞれシャンパンやビールを飲んでいました。突然、スーリー市長がひょっこりとやってきて参加し、ジョークを飛ばして去っていきました。強力なリーダーシップを発揮する市長の、気さくな一面を見させてもらいました。

 そのスーリー市長、現在4期目ですが、既に今期でブリスベン市長の座から引退すると表明しています。そのせいか、こちらの新聞紙上では、スーリー市長が次に何をするのか、という話題が時々見受けられます。オーストラリアのある大手スーパー・マーケットのトップとして来て欲しいとか、最近経営破綻したアンセット航空の新会社のCEO(最高経営責任者)として名前が上がったりしています。この前の選挙で敗北した野党労働党には、スーリー市長を国政に担ぎ出そうという動きもあります。はっきり言って、引く手あまたなんです。それもこれも、就任前にはあまりパッとしなかったブリスベン市を、「世界で最も住みよい国際都市」と言われるまでに転換させた経営手腕を買われてのものです。日本の政治家では、地方レベルでも国政でも、引退した後にこのように「引く手あまた」の状況にあるって言うのを聞いたことがありません。しかし、海外の政治家の場合、引退した後よく国際機関の幹部になったり、世界的な財団のトップになったりしていますよね。やっぱり、日本の政治家の多くは、政治家以外では使い物にならない人種がやっているという現実が、今の日本の悲惨さの一因のような気がします。



ブリスベンの寿司とシドニーの寿司 (2001/12/04)


 先日シドニーに行ったときの話です。シドニーの日本食は、ブリスベンよりもおいしいだろうかという好奇心で、シドニー全日空ホテルの最上階にある寿司バーに行ってみました。オペラハウスとハーバー・ブリッジを見下ろすことができる36階のその寿司バーは、その絶妙のロケーションもあって、日曜の夜だというのにとても混んでいました。全日空ホテルの宿泊客か、日本人らしき人も半数近くいました。ちょうどその日、女優のキアヌ・リーブスが来ていて、僕の注文は後回しにされてしまいました。後で聞いたのですが、トム・クルーズとニコール・キッドマンが離婚する前に、この寿司バーに毎週来ていたそうです。

 さて問題の寿司ですが、日本人の板前さんが三人で握っていました。びっくりしたのは、「ネタ」の多さです。今まで行ったどの海外の寿司屋よりも「ネタ」の数が多かったのです。数えてみると、何と26種類でした。ブリスベンの寿司屋ではせいぜい、「まぐろ」、「さけ」、「いか」、「たこ」、「いくら」、「うに」、「まさご」、「さば」、「ほたて」、「うなぎ」、「はまち」、「たまご」、「えび」といったところですが、シドニーのその寿司バーはそれらに加えて、「げそ」、「きす」、「あじ」、「しまあじ」、「こはだ」、「あまえび」、「かじき」、「さけはらす」などなどがありました。板前さんに聞いたら、全てがオーストラリア近海で獲れる「ネタ」だそうです。それでは、どうしてこういう「ネタ」がブリスベンの寿司屋にはないのでしょうか。結局、需要がないんでしょうね。シドニーに比べて日本人が少ないっていうのもありますが、数だけじゃないような気がします。ブリスベンには、シドニーと違って、あまり日本人ビジネスマンがいないっていうのも関係があるかもしれません。おそらく日本人だけではなく、シドニーっ子はニコール・キッドマンのように寿司ファンが多いんでしょうね。



市長主催のクリスマス・パーティー (2001/12/06)


ブリスベン市庁舎  昨夜は、スーリー市長主催のクリスマス・パーティーがありました。ブリスベン市役所の大ホールに、千人以上の人が集まりました。招待されたのは、ブリスベン市の幹部職員と市のビジネス・パートナーです。私は幹部ではありませんが、まあ外国人ということで特別に招待されました。久しぶりに、ちょっと飲みすぎて酔ってしまいました。

 スーリー市長はスピーチに立って、まず「ブリスベン市役所は、オーストラリアで最高の行政組織だ」と言い、それを支えている市職員とビジネス・パートナーたちに感謝しました。そして、「オーストラリアは平和にクリスマスの季節を迎えられたけれど、世界には、そうではない人々もいる。特に今も戦火にある子供たちに思いを馳せ、平和が来ることを祈りたい」と語っていました。

 多くの人がカリスマだと認めるこのスーリー市長、去年四期目の当選を果たしたばかりですが、いろいろなところから引きが多く、一年以内に市長職を辞任するという専らの噂です。パーティーでは、次の市長は誰になるんだろうという話題で持ちきりでした。



セキュリティ強化のはじまり (2001/12/08)


 数日前から、ブリスベン市の全職員に対して、写真つきIDカードの常時携行が義務付けられました。このIDカードがないと、オフィスに入れなくなったのです。オフィスに入るには、このIDカードをドアの前に取り付けられたセンサーに反応させなければなりません。私のオフィスは、シティ・ホールの隣にあるブリスベン・アドミニ・センターの5階ですが、私のIDカードでは5階にしかアクセスできなくなりました。来客者や他の階で働く職員は、これもドアの前に新たに取り付けられた電話で、わざわざ来訪を告げなければなりません。

 この新たなセキュリティ強化措置は、職員のあいだではかなり不評です。まず、IDカードの自分の写真写りが気に入らない、という人がかなりいます(私の写真も、とても他人に見せられたものではありません)。同僚のロンは、「ドアのガラスを壊そうと思えば一秒で壊せるのに、こんなセンサー導入にお金をかけるのは理解できない」と言っていました。私も、果たしてブリスベン市庁でこれだけのセキュリティが必要なのか、はなはだ疑問です。これではまるで、「危険なワシントン」にある、「しばしば過激派の標的になる世銀」のオフィスのセキュリティと何ら変わりがありません。まあこれも、あの9月11日以来、世界中で行われているセキュリティ強化のひとつに過ぎないのでしょうが。

 セキュリティに関してもうひとつ。私のブリスベンでの仕事は、上下水道に関することが多いのですが、最近、市の主要な浄水施設のセキュリティを強化しようという動きがあります。化学薬品を盗まれたり、機械を破壊されたり、あるいは最悪の場合は水道に毒を入れられたりするのを防ごうという訳です。それに関連して、「コンピューター管理による総合電子セキュリティ装置導入のための実現可能性調査報告書」というのが回ってきました。侵入者をアラームで知らせたり、監視カメラで追跡したりという総額5千万円くらいのセキュリティ装置です。この報告書を見ると、既に装置の導入が大前提になっていて、どういう装置を導入するかという報告書なんですよね。しかし、セキュリティの強化につながるのは、こういうハイテク装置だけではなく、パトロールを徹底したり、薬品や鍵の管理などの作業手順をしっかりしたり、職員の意識を高めたりというローテクも必要だと思うのです。そういうローテクとハイテクを組み合わせて、どういうセキュリティ強化策が、最も効果的で最も安価であるかを検討するのが「実現可能性調査」であるべきだと思うんです。例えば、警備員の増強と、5千万円の装置の導入(プラス装置の維持管理費)では、どちらが長期的にコスト高で、どちらにどういうリスクが伴うのかなどといった分析が必要なのです。そこのところ、しっかりコメントしておきました。



土曜日のブリスベン川 (2001/12/09)


 ブリスベンの中心部を蛇行して流れるブリスベン川については、既に何度か書きましたが、私は土曜日のブリスベン川が嫌いです。というのは、土曜日に限って水面に漂う空き缶や空き瓶、その他のゴミが目立つからです。私は川に面した高層アパートに住んでますが、そばには遊歩道などの親水空間とともに、レストランやバーなどを中心にしたいわゆるウォーター・フロント地区があります。金曜日の夜に、こういったバーやレストランで酔っ払った連中がゴミを川に捨てたり、川に捨てないまでも遊歩道に捨てたりしたゴミが川に落ちたりしているんだと思います。事実、金曜の夜から土曜の早朝にかけては、川沿いに集まる酔っ払った若者の声でうるさくて眠れない時もあるほどです。土曜の朝の遊歩道のゴミ箱は、いつもゴミで溢れかえっており、ゴミ箱に入りきれないゴミは辺りに散乱しています。全くブリスベンには相応しくない光景です。

ブリスベン川  こういった状況に対応すべく、ブリスベン市庁では、「あなたがゴミ箱に投げ入れようとして入らなかったゴミは、やがて海に達する」というキャンペーンをやっています。ビニール袋にからまって死んだペリカンや海亀の写真を、ポスターやパンフレットに載せています。原文は、「If You Miss the Bin, You Will Hit the Bay」となります。実際、街の中で何気なく捨てられたゴミは、雨や風に運ばれて排水路に落ち、そこから川に流れ込み、やがては海に到達します。ブリスベン川の河口はモアトン・ベイと言い、かつてはジュゴンや海亀が多く見られたという美しい湾です。最近では、都市化に伴うゴミや水質の汚染のため、そのジュゴンや海亀が寄り付かなくなっているそうです。ブリスベン市庁のキャンペーンにもかかわらず、土曜日のブリスベン川はいつも泣いているようです。



ヤシの木いろいろ (2001/12/10)


 週末にふらりとブリスベンの植物園に行ってみました。うだるような暑さの中、大木の木陰で読書をしたり、昼寝をしたりしている人が結構いました。この植物園はブリスベン川に面していて、高層ビルが建ち並ぶ都心部から歩いて5分くらい、僕のアパートからも歩いて10分ほどのところにあります。正に都心のオアシスです。

 亜熱帯という気候のせいか、あるいはオーストラリアという地理的特殊性のためか、珍しい植物や生き物がかなり目に付きました。ブリスベンの街中でもよく見られる「アイビス」という名のくちばしの長い白い鳥は、池の周りにたくさん集まっていました。パンダのように白黒まだらの鳥や、オニヤンマのように大きなトンボも見ました。2メートル近くあるアロエのおばけみたいな植物には、巨大な蜘蛛が巣を張っていました。川のほとりには、マングローブの林をくぐるようにして渡された遊歩道もあります。

ブリスベンの植物園  しかし、この植物園で特筆すべきは、何と言ってもヤシの木の種類の多さでしょう。ヤシの木に、こんなにたくさんの種類があるなんて全然知りませんでした。思い出すままに書いてみると、背が低く幹が太くてクラゲのようなのが、「ジェリー・パーム」。幹の根元がひょうたんのようで、上に行くほどだんだん細くなり、葉っぱの下の部分数メートルだけが緑色の、「キューバン・ロイヤル・パーム」。逆に幹が途中から太くなるのが、「デート・パーム」。幹の表皮がザラザラとめくれてくる、「ワシントン・パーム」。葉っぱのすぐ下にキャベツの玉のような固まりのできる、「キャベッジ・パーム」。そして、なめらかな木肌で細く長くどこまでも美しくそびえているのが、「クイーン・パーム」です。何か、「ヤシの木博士」になった気分ですね。この植物園、近いしとても気に入ったので、またちょくちょく来ようと思っています。



ドラゴンの木 (2001/12/11)


 昨日の続きです。ブリスベンの植物園で、「ドラゴンの木(Dragon Tree)」というのを生まれて初めて見ました。この木は凄いですよ。地上1メートルくらいのところから幹が数十本に枝分かれし、分かれた枝の一本一本が、龍の首のようにうねりながら伸びているのです。昔、キングギドラという三首龍の怪獣がいましたが、このドラゴンの木は、首が数十本あるキングギドラのようにも見えます。葉っぱは枝のてっぺんだけに生えていて、その葉っぱも剣のように細く尖がっているので、見ようによっては龍が火を噴いているようにも見えます(ちょっと大げさかな)。

 このドラゴンの木は、もともとカナリア諸島の原産で、オーストラリアには2本しかないそうです。そのうちの一本がブリスベンの植物園にあるというわけです。これは、貴重ですよ。ドラゴンの木に関しては、様々な伝説があるといいます。樹液は赤いので、「ドラゴンの血」と呼ばれるそうです。この「ドラゴンの血」、昔は薬として使われたそうですが、今は家具の艶出しくらいにしか使われないそうです。あなたも、ドラゴンの木を見にブリスベンに来ませんか。



ブリスベン市長直筆のクリスマス・カード (2001/12/13)


 ブリスベンのジム・スーリー市長から、僕個人宛てにクリスマス・カードが届きました。しかも直筆です。僕がブリスベン市に来たかった理由のひとつは、この市長からリーダーシップを学ぶことです。その憧れの人からのカードということで、かなり感激しています。

 おそらく何百枚も(何千枚かも)書くんでしょう。失礼ながら字はかなりくずれていて、かなりベラベラっと書いたようです。しかし、僕の名前まで入っていて、最後はジムというサイン入りです。これは、家宝のひとつになりますね。文面は、「Tosh,Hope you enjoy your summer Christmas. Jim」というものです。訳すと、「トシ、夏のクリスマスを楽しめよ」というところでしょうか。はいはい、ブリスベンの暑〜いクリスマス、大いに堪能させていただいています。



ミーティング多すぎません? (2001/12/15)


 最近思うんですが、職場のミーティングがやたらに多いんですよ。僕の課では、毎週火曜日の午前中にスタッフ全員のミーティングがあります。これは、一週間それぞれが何をしたかというのを皆で発表しあうものです。その他に、毎月の初めには必ず、「月例フォーラム」と称して、二日続けて数人ずつ自分の仕事内容のプレゼンテーションがあります。さらに僕は「新規インフラ事業」のチームに入っているので、隔週で火曜日の午後にこのミーティングがあります。

 その他にブリスベン市庁では、毎週水曜日の午前中に「幹部会議」と称して、CEO(経営のチーフ)と全局長達の会議が必ずあります。水曜の午後には「局内会議」と言って、各々の局長と部下の課長達の会議があります。要するに、水曜日は各局長にとっては一日中ミーティングでつぶれることになります。これは、大きな時間的損失だと思います。こういうミーティングがあるから、残業しなきゃならないんです。「幹部会議」や「局内会議」にも何度か出ましたが、これらのほとんどのミーティングは、何かを決めるためではなく、単なる情報交換のためです。いわゆるミーティングのためのミーティングです。しかも、こういうミーティングは非常に長いんです。ミーティングの前には、そんな内部の同僚や上司に配るための資料作りに追われることになります。意思疎通も大事ですが、そもそも組織内部の情報共有のためなら、もっと共有フォルダーやEメールの有効活用を考えるべきではないでしょうか。ブリスベン市庁は、世銀に比べると、こういうITツールの活用が大分遅れていると感じます。あるいは、もっと外部に目を向けて、クライアントとのミーティングを増やすべきではないでしょうか。意思決定のためのミーティングなら大歓迎ですが、組織内部の情報共有のためのミーティングは、もう少し頻度を減らしてほしいと思います。皆さんの組織はどうですか。



ブリスベン最大のクリスマス・パーティー (2001/12/16)


 昨夜は、ヒルトン・ホテルで行われた「ブリスベン最大のクリスマス・パーティー」というのに行ってきました。「最大」というのはちょっと嘘臭いですが、それでも千人くらいは来ていたでしょうか。「グランド・ボールルーム」というどでかい部屋の中央がダンス・フロアーになり、ステージ上の生バンド演奏に合わせて皆が踊り狂っていました。

 ホテルでのパーティーということで、女性はほとんどがフォーマルでした。しかし、驚いたことに男性はとてもラフな装いの人ばかりでした。ジャケットを着ていたのは私くらいなもので、ネクタイをしていたのも1割くらいしかいませんでした。これはおそらく女性と男性のフォーマル・スタイルの違いからくるのではないでしょうか。女性のフォーマル・ドレスは肌の露出が多いですよね。女性の場合、肩を露にするのがフォーマルだというのも聞いたことがあります。事実、昨夜のパーティーでは、肩はもちろん、背中、胸元、太もも等々を大胆に露出させたドレスに身を包んでいる(あまり包んでいないか?)オーストラリア女性で溢れていました。方や男性のフォーマルといえば、最低でもジャケットにネクタイですよね。でも昨夜の男性達は、単なるシャツにノーネクタイっていう人ばかりでした。真夏のクリスマスには、ジャケットにネクタイなんて暑くて暑くてということだろうと思います。

 オージー達は、踊りも凄いです。何が凄いかっていうと、男女が足を絡めあったり、お尻とお尻をぶつけあったり、お互いに股間に顔を近づけたりと、卑猥なものを連想せざるにはいられないような踊りを、皆が公衆の面前でしているんです。う〜ん、これってイスラム諸国では犯罪なんじゃないかと、ふとそんな考えが頭をよぎりました。そんなこんなで、7時から始まったパーティーも日付が変わった午前1時にはお開きとなり、私はひとり寂しくとぼとぼと歩いて帰りました。



子連れのフライト (2001/12/17)


 もうじき妻と二人の娘がワシントンからブリスベンに来ます。妻がクリスマスと新年の休暇をとり、約3週間ほど滞在する予定です。子連れのフライトって大変なんですよね。特にうちの場合は、長女がもうすぐ3才、次女は1才4ヶ月と小さいので尚更です。以前、まだ次女が産まれる前、夫婦ふたりで長女をワシントンから日本に連れてくる時もかなり苦労しました。ワシントン−成田間の約14時間のフライト中、長女はしょっちゅう泣きまくっていたので、何とか泣き止ませようとあやしたり、機内を動き回ったり、まわりの乗客には気を使うわで、私も妻も一睡もできずにくたくたでした。今回は、妻がひとりでワシントンから成田まで二人の子供を連れてくるので心配です。二人とも機内で寝てくれるといいんですが。

 自分に子供ができる前は、飛行機に乗って傍に小さな子供がいるとはっきり言ってとてもイヤでした。子供が泣いたりすると、スチュワーデスさんに言って席を変えてもらったこともあります。でも不思議なことに長女が産まれてからは、飛行機に子供がいても気にならなくなりました。赤ん坊が傍で泣いていても、「赤ちゃんは泣くのが当たり前だ」と思えるようになりました。成長したのかもしれません。

 ということで、明日の早朝にブリスベンを発って、成田まで一泊二日で行ってきます。成田でワシントンから飛んで来る家族と合流し、ブリスベンに戻ってきます。ワシントン−成田間の娘達のお守りを妻に任せるので、せめて成田−ブリスベン間は僕の役目です。



家族がブリスベンに来ました (2001/12/21)


 おととい水曜日の午後に成田空港の乗り換えカウンターでワシントンから飛んできた家族と再会し、その日の夜に成田を発って、昨日ブリスベンに家族と共に戻ってきました。これから約三週間は、家族と一緒に暑いブリスベンで年末・年始を過ごします。ということで、この「ブリスベン通信」も年末・年始のホリデー・モードに突入します。あまり更新はできないと思いますので、悪しからず。それでは皆様、メリー・クリスマス。



コアラ状態 (2001/12/23)


 家族がワシントンからブリスベンに来て以来、こちらでは連日30℃を越える猛暑が続いています。暑いのと時差ボケとで、日中はほとんど外出できずに、娘達は家で昼寝とビデオと水浴びの繰り返しです。深夜になると、こちらが眠いのに、娘達は元気になり起きているので大変です。という訳で、娘達が寝ている昼間に、親達も少し睡眠をとったりして休んでいます。家族そろって、まるで夜行性の「コアラ状態」です。あと少し、こういう日々が続きそうです。



クリスマス・イヴの汗疹 (2001/12/24)


 1歳4ヶ月になる次女の頭の後ろから首にかけて、汗疹(あせも)ができてしまいました。たぶん寝ている間にかく大量の汗が原因でしょう。痒いのか、しょっちゅう掻きむしっているので、赤く傷のようになってしまいました。12月に汗疹ができるっていうのも、ブリスベンならではです。今日はクリスマス・イヴですが、彼女にとっては、汗疹に悩まされる最初で最後のクリスマス・イブになるでしょうね。



ボクシングの日 (2001/12/26)


 クリスマス明けの今日は、「ボクシングの日(Boxing Day)」でお休みです。とは言っても、あの殴り合うスポーツのボクシングではなく、プレゼントを「箱(Box)に入れる日」という意味だそうです。25日のクリスマスは、家族でプレゼントを交換しますが、26日の今日は、貧しい人々や恵まれない人々、それに郵便屋さんなどのサービス業に従事する人々にプレゼントをあげる日なんだそうです。この「ボクシングの日」は、オーストラリアだけでなくイギリス、カナダ、そしてニュージー・ランドでも休日です。これで、先週の土曜日から5連休となりました。明日も休みます。こちらオーストラリアでは、クリスマス前の土曜日から1月1日まで続けて休む人が多いようです。



一日30分労働で三勤一休 (2001/12/30)


 家族と一緒にブリスベンのローンパイン・コアラ保護園に行ってきました。ここには約130頭のコアラがいて、世界最大の保護園なんだそうです。ちなみに、世界で最も古いコアラの保護園でもあります。ちょっとびっくりしたのは、この保護園で会った観光客の実に8割くらいが日本人なんです。駐車場には、「JALPAK」や「JTB」のツアー・バスがとまっていました。

コアラの親子  このローンパイン保護園では、コアラを抱っこして写真を撮れるんです。私たちも、コアラと一緒に家族で写真を撮ってもらいました。娘達はまだ小さくてコアラを抱っこできないので、私がコアラを抱くことになりました。コアラの毛皮はふわふわとまるでぬいぐるみのような感触でした。写真撮影が終わって、コアラを放した瞬間に、糞をされました。危機一髪。

 コアラは非常にストレスを感じやすい動物だということで、ここのローンパイン保護園では、1日に30分以上人間に抱っこされてはいけないことになっているそうです。しかも3日働いたら、4日目は完全休養日となります。自分もストレスを感じやすいA型人間なので、何かコアラがうらやましいです。ちなみに、シドニーがあるニュー・サウス・ウェールズ州では、コアラを抱っこすることは法律で禁止されているそうです。

 ローンパイン保護園には、コアラだけでなくカンガルーもたくさんいます。カンガルーは広い野原に放し飼いにされていて、実際にそばに近づいたり、触ったり、エサをあげたりできます。娘達は、ほとんど動かないコアラよりカンガルーの方が気に入ったようで、しきりにカンガルーを追いかけていました。長女は、おみやげのぬいぐるみも、コアラよりカンガルーを選びました。



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