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八戸市立豊崎小学校の皆さんからの手紙




2年1組 あかさかようこ

 バングラデシュでは、どんなくらしをしているんですか?つぼみたいのは、なにでできてるんですか?どんなたべものがあるんですか。おしえてください。ともだちは、なんにんいますか。わたしのともだちは、かぞえきれないほどのともだちがいます。どうぶつは、どんなどうぶつがいますか。どんなどうぶつをかっていますか。2ひきかっています。おてがみをまっています。きんぎょはかっていますか。花はすきですか。わたしは、すきです。そこでは、たのしいですか。あかちゃんは、なんにんいますか。わたしは、いもうとだからあかちゃんがいません。学校のクラスはなんにんですか。わたしのほうは、21にんです。さいきんおもしろいことは、ありますか。あそびは、いっぱいありますか。こまや、はねつきのあそびや、おにごっこや、いっぱいなあそびがありますよ。そのあそびとかをやっていますか。わたしはいろんなのをやっています。しゃしんをおくってくれてありがとうございます。また、いっぱいしゃしんをおくってください。まってます。はるなつあきふゆの、どれがいちばんすきですか。わたしはどれもすきだけど、はるがいちばんすきです。でもふゆは、さむいからあんまりすきではないから。子どもたちは、どんなえがすきですか。わたしは、どれもすきだとおもいます。りんごは、すきですか。わたしはすきです。さようなら。


2年1組 しまもりかおり

 バングラデシュの子どもたちは、どうゆうあそびをしていますか?わたしは学校の、のぼりぼうであそぶのが大すきです。ほかにどんなたべものを食べていますか?わたしは、くだもの(バナナ、いちご、みかんなど)、ほかにもおにくが大すきです。バングラデシュの子どもたちは、音楽はすきですか?わたしは、ピアノやサンバのダンサーなどをやっています。バングラデシュはどこにありますか?とよさきは、青森けんの八戸しにあります。バングラデシュの子どもたちの学校は、どんな学校ですか?わたしの学校は、すこし小さいけれど、こうかがすごいきれいなうたなんです。ほかにバングラデシュの子どもたちは、どんな本がすきですか?わたしは、かいけつゾロリシリーズや大どろぼうシリーズの本がすきです。バングラデシュがいいところなら、わたしも休みの日にあそびにいきたいです。バングラデシュのことばはどんなことばですか?わたしは日本のことばだけではなく、外国のことばもおぼえたいのです。よかったらおしえてください。これからもいろいろな国のしゃしんをとってきてください。そしたらまた、大くぼ先生がしゃしんをかりてきてくれると思います。それじゃあ、このしつもんや文しょうをよんでくださいね。かならずですよ。それじゃ、さようなら。


松橋英隆

 こんにちは、ぼくはバングラデシュのことはよく分かりません。だから聞きたいことがあります。水はどこで、かくほしているんですか。服をきている人ときていない人がいるんですけど、それはなぜなんですか。それがしりたいです。気づいたこと、写真に家みたいのがあったんですけど、そこに人は住んでいるんですか。


4年1組 佐々木麻実

 寿彰さん、わたしはバングラデシュのことで聞きたいことが四つあるんですけど、
1.どうして家が小さいのですか?
2.どうして、はだかの人が多いのですか?
3.なにを食べているのですか?
4.お水はあるのですか?
の、この四つです。わたしは、この四つはすごくしりたいので、ぜひおしえていただきたいです。わたしが思ったことは、「服を着ている人が少ないなあ」と思いました。ほかには、あと一つあります。それは「黒人だけなんだなあ」と思いました。気がついたことは、日本のこっきとバングラデシュのこっきが同じマークのことです。もしよかったら、お手紙をください。


4年1組 田村愛美

 はじめまして。私は、慶長寿彰さんのバングラデシュの写真を見た、豊崎小学校の田村愛美です。寿彰さんはバングラデシュの写真を見てどう思いましたか。わたしは、バングラデシュの写真を見て、へんなふうに思いました。服をきている人もいるのに、服をきてない人もいます。日本の人はみんな服をきています。なんか服をきていない人がかわいそうでした。寿彰さんはフランスとかタイの写真とったことがありますか?たくさんの国々の写真をとって、私たちの小学校のみんなに見せてください。


4年1組 中村綾菜

 寿彰さんにしつもんです。こたえてください。バングラデシュでの生活はどういうかんじですか。バングラデシュの写真をとったわけはなんですか。わたしは社会の時間に地図帳でしらべました。わたしのわかったことは、国のはた、小さい国だということ。わたしが思ったことは、日本の国より小さい国もあるということと、バングラデシュ人は、みんなぬのをはおったりしているようなので、昔の人のようでした。写真とりをがんばってください。


4年1組 中村公隆

 寿彰さんは、どうして世界中の写真をとる仕事をしているんですか?話が変わるんですけど、ぼくはバングラデシュの写真を見ました。どうしてバングラデシュの人は、うでわをしたり、マニキュアをしているんですか。不思議でたまりません。それにどうしてバングラデシュの人びとは、まずしく生活をしているんですか?


4年 松橋大史

 こんにちは。ぼくはバングラデシュの写真を見て、びっくりしました。ぼくたちの家庭とはちがっていました。洋服も着ていない人たちもいました。なぜ洋服を着ていないのですか。寿彰さんは、なぜカメラマンになったんですか。バングラデシュの人たちは、米の一つぶもだいじにしてるんですね。バングラデシュのはたと日本のはたは、にています。


4年 水澤雅壱

 質問です。なぜ、写真をバングラデシュまでとりに行ったんですか。それになぜバングラデシュという題名をつけたのですか。それになぜ、写真にうつっていた人たちは、びんぼうらしいくらしをしていたのですか。おしえてください。びんぼうみたいだけど、にこにこわらっていた。


4年 荒木地賢悟

 どんな意味で、バングラデシュの写真をとったんですか。バングラデシュは小さい所なんですか。10枚の写真は、バングラデシュの全部の所をとったんですか。服があんまりないんだけど、みんな楽しそうに、なかよくくらしていた。


4年 小泉夏恵

 すごいですね。世界中の写真をとっているんですね。バングラデシュに行ったとき、ご飯や、ねるときはどうしたんですか。バングラデシュの人たちは、ご飯とかは、畑をたがやしたりして、畑からできたのを食べているんですか。たいへんですか。世界中の写真をとるなんて、すごくすごいですね。これからもがんばって、世界中の写真をいっぱいとってください。




豊崎小学校の皆さんと村田美穂先生へ慶長からの返事

バングラデシュの人々  私が撮影したバングラデシュの写真を見て、手紙を送っていただいてありがとうございます。せっかく送っていただいたのに、返事が遅れたことを謝りたいと思います。まず最初に、水澤雅壱君、荒木地賢悟君、中村綾菜さん、中村公隆君、松橋大史君に共通する「なぜカメラマンになったのか」、「どうしてバングラデシュの写真を撮ったのか」という質問に答えたいと思います。多くの生徒たちが誤解しているようですが、私はカメラマンではありません。私は、アメリカの首都ワシントンに本部のある「世界銀行」という国際機関に勤めていて、いろんな途上国の国づくりのお手伝いをしています。その関係で、普段はアメリカにいるのですが、1年のうち4分の1くらいは出張先の途上国で暮らしています。途上国に行く度に感じるのは、「人々は確かに経済的には恵まれていませんが、みんな素晴らしい笑顔をしている」ということです。特に子供たちの笑顔に私はいつも惹かれてしまい、ついシャッターを押したくなるのです。そんな途上国の人々の写真を日本の子供たちに見てもらうことにより、「世界にはいろんな国があり、そこではいろんな人々がいろんな暮らしをしている」という当たり前の事実を知らせたかったのです。そういう意味では、水澤雅壱君の「貧乏みたいだけど、にこにこ笑っていた」とか、荒木地賢悟君の「みんな楽しそうに仲良く暮らしていた」という指摘には私も全く同感で、感心しました。

 次に多かった質問は、佐々木麻実さん、松橋英隆君、田村愛美さん、松橋大史君の「どうして服を着ていないのか」というものでした。おそらく一番の理由は、貧しくて服を十分に買えないというものでしょう。しかし、年中真夏のようにとても暑いバングラデシュでは、服なんか暑くて着ていられないという気持ちもあると思います。特にまだ羞恥心のない子供たちは、確かに上半身裸の場合が多いんです。

 食べ物や水に関する質問もありました。あかさかようこさんからは、「りんごは好きですか」ということですが、バングラデシュのりんごはあまりおいしくありません。しかしバングラデシュは、トロピカル・フルーツと呼ばれる熱帯性の果物が豊富です。その中でも私はマンゴーが好きで、バングラデシュに行く度においしいマンゴーを楽しんでいます。最近はジャックフルーツという変わった果物を食べさせられましたが、結構おいしかったです。皆さんはジャックフルーツを知っていますか。しまもりかおりさん、佐々木麻実さん、小泉夏恵さんも食事について質問していますが、バングラデシュの人たちは辛いものがとても好きです。中でもカレーはいろんな種類のものがあり、パンやご飯と一緒に食べています。佐々木麻実さんと松橋英隆君は「水」について心配していましたが、バングラデシュではほとんどの人が、地下水を井戸を使ってくみ上げて飲み水にしています。しかし、地下水が汚れていたり、十分な水がなかったりして、「水」に関するいろんな深刻な問題がこの国にはあります。私のバングラデシュでの仕事の大半も、「きれいな飲み水の確保」に関するものです。

 佐々木麻実さんと中村綾菜さんは、バングラデシュの国旗と「日の丸」がとても似ていることを発見してくれました。確かにバングラデシュの国旗は、デザイン的には「日の丸」と全く同じで、ただ背景の色が白ではなく緑だという違いだけです。バングラデシュの友人によると、この国旗はバングラデシュが独立する際に、大学生たちが考えたものだそうです。もしかしたら、「日の丸」をヒントにしたかもしれないそうです。背景の緑色は、バングラデシュの豊かな自然や木々をあらわし、中央の赤い丸は、熱い熱帯の太陽をあらわしているということです。

ダッカの道端で洗濯をする少女  最後になりましたが、「どうして貧しく生活しているのか」という中村公隆君の質問は、とても鋭い質問ですがとても難しい質問でもあります。私なりの答えは、「彼らがバングラデシュに産まれたから」という以外にはありません。もし彼らが君たちと同じように日本に産まれていたら、少なくとも貧しいから学校に行けなかったり、飲み水がなかったりということはなかったでしょう。私は、産まれた場所や国が違うことによって、本人の努力とは全く関係のないところでこれほど経済的な貧しさと豊かさの違いがあるのは、どこかが間違っていると思います。だからこそ、私はその「間違い」を直すことに少しでも役立ちたいと思い、今の仕事をしています。私の写真を見て、皆さんが少しでも世界の国々や特に途上国と呼ばれる国々に関心を持ってもらえたら、とてもうれしく思います。お手紙を本当にありがとう。

(村田美穂先生へ:返事が遅くなり申し訳ありません。生徒たちには少し難しすぎる部分もあるかもしれませんが、理解を深めるために手助けをしていただければ幸いです。)

アメリカ合衆国ワシントンにて 2000年7月26日 慶長寿彰



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