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NGO「アジア砒素ネットワーク(AAN)」
川原一之さん




川原さんは砒素汚染対策の専門家として、現在バングラデシュ政府の「地方自治・農村開発省」に派遣されています。

 私はもともと物書きだったんですが、50歳を過ぎた頃から、足で取材をして文章を書くことがシンドイと思うようになっていました。そういう時に、AANのダッカ事務所の開設、さらにはJICAからバングラデシュ政府への派遣の話が持ち上がったのです。私はAANの設立に携わって以来、宮崎県土呂久の砒素公害患者への支援活動を長くしてまいりました。そういうことで、産業公害と自然災害という違いはありますが、自分の「砒素に対するセンス」を信じてバングラデシュにやってくることにしました。

 現在は、地下水が砒素に汚染されたバングラデシュの村々で、様々な支援活動に関わっています。現場での活動には、とてもやりがいを感じています。これからの若い人たちにも、是非とも現場に出て行って、現場で学んでほしいです。

 それと、日本人としてバングラデシュ人と一緒に仕事をしていて感じるのは、「違うもの同士がぶつかりあうこと」の重要性です。日本人もバングラデシュ人も、どちらが優れているということではなしに、長所もあれば短所もあります。そういう異なる者たちのぶつかりあいの中から、何か物事を成し遂げていくというのは、これからの世界にとって、非常に大事なことではないかと思っています。 (2002年3月掲載)



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