Q: はじめまして。イギリスのリバプールで社会学を学んでいるものです。いつも楽しく慶長さんのホームページを拝見しています。私は今年31になりますので、遅咲きの大学生なのですが、今後やはり国際協力関係の仕事につきたいと考えています。今年うまくいけば卒業ですが、そのあと日本に帰り働きながら修士も取りたいと思っています。問題はどんな職につくと有利かということです。今は学部ですのでいろいろな分野を学んでいますが、特にGlobalisation、Immigration, Health, Inequality in society全般にはとても興味を覚えます。これらは修士でさらに勉強できると思うのですが、金銭的に厳しいので、それプラス、どんな職に就いたらよいか迷っています。単に修士に集中するために仕事は英会話講師(留学前のしごとです。)や通訳翻訳で生活をまかなっていくか、それともきちんとどこかの団体でキャリアになるような仕事に就ければつくか?そうなればどんな就職先がよいでしょうか?長くなってすみません。(まりこ)
A: リバプールのまりこさん、初めまして。働きながら修士を目指すとは大変そうですが、頑張ってください。でも、最近はどんどんそういうことが可能になっているんでしょうね。
「どんな職に就けばいいか」ということですが、社会学を活かして将来国際機関を目指すなら、開発関係のNGOか、あるいはODAを受託しているようなコンサルタント会社がいいかもしれません。日本に帰るなら、当然JICAやJBICなどの日本政府の援助機関でもいいでしょう。英会話講師や通訳の場合は、国連で通訳をやるのでなければ、あんまり職歴として評価されないのではないかと思います。また、全くドメスティックな仕事についたとしても、自分の専門分野に関連があればチャンスはありますよ。僕の場合、日本の市役所に勤務していたことが、世銀就職の際かなり評価されましたから。要するに、自分は何を売り物にするのか。その「売り」に極力こだわってみてください。それでは今後ともよろしくお願いします。(慶長)
Q: とても参考になりました。ちなみにイギリスに残るとしたらやはり同じような就職先がよいですよね。どこかご存知ですか?また国際機関で社会学関係の部署にお勤めの方がいらっしゃればアドバイスをお願いしたいと思います。あともうひとつ質問。英語のほかにフランス語やスペイン語はできた方が仕事の面で便利でしょうか?よくウェブサイトにある論文などでフランス語のものを見かけるのですが、いつも理解できればなと思ってしまうんです。では、来週試験なのでこの辺で。ちなみにSociology of HealthとPolitical Sociologyの試験です。(まりこ)
A: まりこさん、イギリスの開発関係のNGOでは、有名なところで「OXFAM」や「CARE International」などがあります。もっとたくさんありますので、インターネットで検索してみてください。
「英語の他にフランス語かスペイン語ができた方が有利か」という質問ですが、そりゃあ、できないよりはできた方が絶対に有利です。特に西アフリカなどの仕事にはフランス語は不可欠ですし、中南米の仕事にはスペイン語は不可欠です。国際機関ではこれらの言葉ができると、選択肢がぐうっと広がります。僕は英語しかできないので、今まで東アフリカと南アジアを担当しました。それでは。(慶長)
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