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国際機関への就職に関するQ&A
(2004/09)


2003年の7月からゲストブックに寄せられた「国際機関への就職」に関する質問と、それに対する自分なりの答えを、こちらにまとめて記録に残すことにしました。私の知識と経験の範囲内で最善の答えをしているつもりですが、私の答えが100%正しいという保証はありませんのでご了承ください。これを読んでまだ質問がある人や、国際機関勤務の経験者などでコメントやさらなるアドバイスがある方は、是非ゲストブックへご記入ください。


国際機関への赴任のかたち
Q: 慶長さん、毎回様々な質問に対しご回答くださり、有難うございます。私も教育分野で世界銀行のYPPに合格できるように努力を重ねていきます。実は私は妻に対して内緒にしていたのですが、先日国際公務員の話をしたところ、ありがたいことに快く認めてくれましたので、夢を実現させたいと思います。ところで世界銀行では採用された後に海外へ赴任するとき、本人だけがまず先に行って、1ヶ月から2ヶ月遅れで家族も来るのでしょうか、それとも本人が赴任するときに家族も一緒に行けるのでしょうか。(かき氷)

A: かき氷さん、奥様のご理解が得られてよかったですね。世銀の海外赴任に際しては、家族が一緒に行くか、遅れていくかは、はっきり言って個人の自由でしょう。そういうことに、世銀側は関知しないはずです。(慶長)
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インターナショナルな職歴、民間企業と職歴
Q: はじめまして、自分は現在アメリカに交換留学中で、フロリダのLa Belleという小さな町の小さなオフィスでファイナンスインターンとして働いてるメジャーが経済の大学3年です。卒業後はいったん日本で就職して実務経験を積んでからアメリカの大学院へ経済かファイナンスの修士取得のため留学し国際機関をめざせればいいなと思っています。この日本での就職に関オて慶長さんに2つ質問があります。

 ひとつはUNの空席応募などで”経済と関係ある分野で最低3年間のinternational levelの経験が必要”とあるのを見んですが、このinternational level の基準とはなんでしょうか?日本で就職した場合、商社などでいろいろな国に転勤などで行けばそれがinternational levelとして国際機関に認められるんでしょうか?

 長くなってすいません、2つ目の質問なんですが、よく日本の企業ではゼネラリストととして営業や企画などいろいろな部署を回るという気がするんですけど、この場合自分の専門分野の一貫性などでマイナスはあるでしょうか?会計なら会計で自分の専門を長くやったほうが国際機関へのキャリアとしてプラスになるんでしょうか?(まさ)

A:  WHOのtoffeeと申します。元サラリーマンですので横入り失礼いたします。最初の質問はyesです。私も日本の会社員時代、海外での長期プロジェクトにいくつか参加しましたが、それを海外経験としてCVに書いています。また、商社などの海外赴任も当然入ると思います。ただし、短期の海外出張は。。。だめかもしれません。二番目はまささん次第だと思います。ご専門の分野での業績は当然あるものとして、ご専門外の仕事に就いていた期間が仮にあったとしても、専門外の業務がいかに自分の専門を高めることになったか、とか多様な経験を持っている、とかアピールする方法はいくらでもあると思います。頑張ってくださいね。(toffee)

A: まささん、初めまして。「international levelの経験」というのは、少なくともエントリー・レベルでは何でもありですよ。幹部レベルなら、国際機関か国際NGOなどの経験を要求される場合が多いと思いますけど。僕なんかは、大学院時代にインドネシアで二ヶ月弱の実習をしただけで、途上国の現場だったということもあって、かなり評価されました。

 toffeeさんも仰っている通り、大事なのは、自分の専門と職歴をうまく結びつけていかにアピールできるかということです。国際的な経験が短くても、専門の部署にいる期間が短くても、あなたの専門分野の国際的な問題点や解決方策などの理解度を深めることは自分次第で可能でしょう。大事なのは、経験の長さではなく、経験の質なのかもしれませんね。では、今後ともよろしくお願いします。(慶長)

看護師から国連職員へ
Q: 私は看護師として精神科、内科の病院で働いています。3年働いてから留学し、必要なら後何年か経験を積んだ後国境なき医師団などで途上国援助の活動をしたいと考えています。しかし、国連機関特にユニセフ、WHOにも興味があります。質問なのですが看護師経験が生かせる国連機関というのはあるのでしょうか?国際協力特に子供、女性の分野に興味があったのですが大学院でそれらを学んだ場合キャリアの一貫性にはならないのでしょうか?今からそういった分野で働きたい場合看護師よりも違う分野で経験を積んだほうがいいのでしょうか?どちらかといえばWHOよりもユニセフの方が興味あるので。

 短大卒なのでまず学士をとるべきなのですがどういった分野でとるべきかどの段階(学士か修士か)で留学するべきかキャリアプランがえがけず困っています。看護師になったのも途上国援助する上で一番可能性が高いと当時思ったためで今は看護の研究よりも開発や協力の勉強がしたい気持ちが強いです。長くまとまらない質問で申しわけないのですがよろしくお願いします。(るみ)

A: 看護師の経験が活かせる国際機関があるかどうかということですが、ハッキリ言って、どういう経験をしたかによると思います。現場での経験は貴重ですが、日本の病院だけに勤めていたのなら、かなりアピール度は弱いと思います。国際機関でどういうことをやりたいかにもよりますが、途上国の医療現場での経験や、政策レベルの仕事に関わった経験があった方が、国際機関としては重宝するでしょう。

 女性や子供に関する国際協力に興味があるということですが、具体的には何がやりたいのでしょうか?例えば途上国の乳幼児への予防接種や母体の健康に関するプロジェクトなどは、看護師の経験と直結しそうです。途上国の保健・医療に、日本の経験を応用したりなど、るみさんの経験が活きるチャンスもあるかもしれません。まずは、自分のやりたい分野で修士号を取るべく頑張ってください。その過程で、どこかの途上国に関われれば尚いいでしょう。個人的な意見ですが、留学するなら大学院をお勧めします。それでは、今後ともよろしくお願いします。(慶長)

A: るみさんのご質問に関しては私も慶長さんと同じ意見です。進学されるなら修士課程か博士課程でご専門を高められるべきだと思います。ちなみに看護師の資格をお持ちでしたら、学士をとらなくても修士や博士に進学できるところがあるのではないかと思いますが。。。進学先でのご専門は看護学でも良いと思いますし、開発や公衆衛生、MBAなどでも良いと思います。ようは、どんな経験や学歴でも、ご自身のキャリアをきっちり説明できて「セールスポイント」をアピールできれば国際機関に勤務するチャンスがあると思います。

 るみさんは国際機関で(あるいは途上国で)どういった仕事をしたいと考えられているのですか?たとえばWHOでは医師や看護師が多く働いていますが、そのほとんどが政策立案や調査に関わっており、途上国で医療行為を行っているスタッフはほとんどいないと思います。これはUNICEFでも同じだと思います。これに対して、国境なき医師団などでは医療行為を行うケースが多いのではないかと思います(あまり詳しく知らないので違っていたらごめんなさい)。このように、途上国援助と言ってもいろいろな側面があると思いますので、もし医療行為を通して途上国援助をされたいのでしたら、UNHCRやIOMなど難民に対する国際機関で可能性があるかもしれませんし、あとはJICAの専門家やNGOから派遣といった方法もあると思います。

 ご参考までに、WHOにおける看護師の有資格者は、それほど多くはないものの在籍しております。彼らの多くは看護分野でのPhDを持っているようですが、私の同僚(ドイツ人)はnurseとして数年間病院に勤務した後MPHを取得し、そのままAPO(一般にはJPOですね)としてWHOに来たようです。現在、医療現場での看護スタッフの重要性を再認識しようという動きがWHO内で高まりつつあり、私もそのための調査の一部に関わっています。いずれにせよいろんなところにチャンスがあると思いますので、是非頑張ってください。ではでは。(toffee)

国際公務員の人事異動について
Q: 慶長さん、いつもご回答して頂きありがとうございます。ふと思ったのですが、日本の企業は一般的に2年から3年で他の部署に異動になるのですが、世界銀行ではどのくらいの間隔で他の部署への異動があるのでしょうか。それから国際公務員専用のパスポートがあると聞いたのですが、実在しているのでしょうか。もしあるとしたら世界銀行の場合は世界銀行単独で発行しているのか、IMFなど他の国際機関と合同で、共通のものを発行しているのでしょうか。(かき氷)

A: かき氷さん、国際機関では一部のマネージメント・ポストを除けば、人事異動も原則として公募に基づいて行われます。ですから、まず本人が手を挙げなければ異動はあり得ないのです。大抵は内部の応募者と外部からの応募者と競争して勝たなければ、異動はできません。日本の組織のように、人事担当部局が本人の意志と関係なく異動させるという慣習はありません。これは非常にハードです。僕はそろそろ異動しなければいけない時期なのですが、なかなか異動できずにいます。

 国際公務員のパスポートについては、国連機関であれば公務出張の場合は「レセパセ」と呼ばれる水色のパスポートを使います。世銀も国連の専門機関ですので、僕もこの「レセパセ」を持っています。「レセパセ」については「ワシントン通信」に何度か書いていますよ。そっちも読んでくださいね。以下のリンクの一番下の記事をご覧ください。(慶長)
http://www.keicho.com/washington/200404.html

JPOへ家族を連れて行くことの是非
Q: 初めて投稿をさせてもらいます。勤め先ほか多くの人に内緒でJPO派遣選考試験に応募しているためまだ名を名乗れませんが、とりあえず「二児の父」とさせてください。米国の大学を卒業後、就職、結婚、子供の誕生などを経験し、早や8年が過ぎました。しかし学部生時代に友人やクラスメートたちと熱く語った夢、国際政治・経済システムでの政策の立案と遂行、をもう一度追ってみたくなり、昨年より社会人大学院に通ってます。来年春に修士号を取得見込みで、JPO他の競争試験に応募する資格も得た次第です。

 JPOの選考試験では今月末に面接試験が残ってますので、「取らぬ狸の皮算用」そのものなのですが、面接を受ける前に慶長さんほか事情通の皆さんのご意見をいただけないかと思って投稿させていただきました。私としては妻と幼児二人の家族を連れてJPOに派遣してもらえるなら行きたいのですが、それはあまり前例は無いのでしょうか。もしくは派遣の際にネックになるのでしょうか。自分のわがままだけで2年間家族を残して単身赴任はしたくなく、妻も開発途上国でのフィールド・オフィスでの勤務も「子供たちにある程度の衛生面の施設(病院など)が確保されたところ」ならついて行くと言ってます。「そんな衛生面とか自分のこと、家族のことを気にするようならやめれば良い。」と言うのもひとつの意見かと思いますが、これって贅沢な希望でしょうか。(二児の父)

A: いつも横入りで失礼いたします。WHOのtoffeeです。お子さん連れのJPOの方は実際にいらっしゃいますので、JPOの制度上は全く問題ないと思います。ただし、二児の父さんがおっしゃっているように赴任先によっては家族連れですとセキュリティ・衛生面での問題はあるかもしれませんが、このような赴任先の選択については私は存じ上げませんので、どなたか詳しい方宜しくお願いします。では、面接試験頑張ってください。(toffee)

A: 二児の父さん、初めまして。JPO試験を無事、突破されることをお祈りいたします。さて、JPOの赴任地に家族を連れて行くかどうかは、赴任地の治安、衛生状態、現地での学校や病院などの施設状況などを見て、家族で話し合って決めてください。他人の僕からは、あんまりアドバイスはありません。基本的に、アフガンやイラクなどのいわゆる「Non-family Duty Station」を除けば家族と行くことが制度上可能なはずですから。(慶長)

JPOの面接内容
Q: 初めてお便りします。とても参考になるサイトの運営をどうもありがとうございます。10月にJPOの面接を控えている者です。以前(2003年)にも質問と回答があったと思うのですが、ほかにも、面接の質問の内容に関して、具体的な質問の内容や心構えに関してアドバイスがありましたらお願いいたします。特に、私は自分の職務経験の内の比較的浅い分野での受験なので、その点についてもなにかアドバイスをいただけると幸いです。どうもありがとうございます。(キヌ子)

A:  JPO面接ではありませんが、外務省国際機関人事センターでは、国際機関での面接に関するポイントを資料にまとめています。ご関心のある方はご一読下さい。 国際機関人事センターのホームページより、「国際機関人事センターについて」->「各種資料のご案内」->「国際公務員への道(実践編)」にPDFファイルがあります。(船越)
http://www.mofa-irc.go.jp/shokai/shokai_jinji.htm

海外(アメリカ)の大学で学ぶメリット
Q: こんにちは。初めて書き込みさせて頂きます。私はこの前の6月まで青山学院大学の経営学部に通っていました。しかし、経営という学問に疑問を抱くと共に、前々から興味があった国際協力を突き詰めてみたくなり、大学一年時にアイセックという学生インターンシップ団体を通してインドの教育系NGOに約4ヶ月間、インターンに行きました。帰国して、また経営学部に戻ったのですが、「国際協力」の分野を突き詰めたい、そして自分のわがままで経営学に価値を見出せなかったことから、大学をすんなり退学してしまいました。しかし、十分に下調べをする前にある意味、感情で退学してしまった為に、今路頭に迷っています。将来的には、NGOか国連で働きたいと考えていますが、今何もベースがない状態で、どのようにキャリアプランを作っていけば良いのか、悩んでいます。

 大学へは絶対に進学したいのですが、国内大学か海外の大学か迷っています。そこで、純粋に疑問があるのですが、例えば海外の大学に行って、英語やその他の言語で授業を受けたとして、日本語で授業を受けたときと同じように専門性を深められるのでしょうか?自分しだいだとは思いますが、大学時代の友人で、アメリカの大学に留学したのはいいものの、授業の意味が分からず、成績も向上しなかったという理由で国内の大学に進学しなおしています。また、海外の大学・国内の大学それぞれに行くことのメリットなどあれば教えてください。(似衣菜)

A: 似衣菜さん、はじめまして!慶長さんのサイトで良く出没してる吉川と言います。現在、国内にあるアメリカの大学に進学してるんですが、僕が思うアメリカの大学の利点としてはやはり英語の能力が上がることがまずあります。それと異文化での交流を楽しめたりできるのも世界へ飛び出すには重要なことなのでそれも良い点だと思います。また多くのアメリカの大学は学部の垣根がそれほどなく広く浅く学べることで自分の専門性を見つけやすいという利点もあります。

 ただ、やはり専門性を磨くとなると専攻する分野の専門単語を学ばなきゃいけないので、英語の能力が低い人(僕もそうですが…)にとっては厳しいです。また、当たり前ですが聞く・話す・書く・読むことがすべて英語なのでそれ相当の覚悟が必要かと思います。僕も1本のエッセイやレポートを何度書き直したことか…。僕も自分の専門したい分野をみつけ、ちょうどそのカリキュラムや大学院に進学する際のプランがたったので来年の春より日本の大学に進学しなおします。お互いまだまだ悩める時間があると思うので、思いっきり悩んじゃいましょう!では、横入り失礼しました。(吉川)

A: はじめまして。私は96年から2003年まで、アメリカのメリーランド州に住んでいました。その間に、わたしはまず初めに、コミュニティーカレッジ(2年の短期大学)からはじめて、そしてそこを卒業した後に、メリーランド州立大学の三年生に編入をしました。それまでの英語のレベルと言えば、英検二級は受からなかったくらいのレベルでしたので、あまり高いレベルではありませんでした。しかしながら、その前の年までオーストラリアにワーキングホリデーで一年間行っていたため、比較的リスニングは良かったのですが、語彙も文法も大学の授業を受けるレベルには遥か彼方と言ったところでした。でも、コミュニティーカレッジはESLのクラスも充実していて、4年生の大学よりも授業は比較的簡単なこと、クラスの大きさも州立大学に比べるとかなり少人数なので、個人レベルでの指導が受けられると言うメリットがあり、私にとっては後に入ったメーリーランド大学に行くための基礎はここで作る事ができました。4年生の大学は本当にピンからキリまでで、本当に大学によってクラスの大きさや授業のきめの細かさ、またその他のサービスなどまちまちなので、自分にあった大学を探す事がキーのように思います。

 私は日本の大学へ行った経験がないので比較は出来ませんが、アメリカの大学ではかなりの勉強量は必要です。実際にアメリカの大学を卒業して思うのは、自分の専攻した知識を得た事の上に、国際人としての、物の考え方やまたAttitude(態度)を身に着けることが出来たのは大きなメリットだったのではと思います。私はなるべく沢山の人と国籍や性別にとらわれることなく人間関係を増やしていった事で広がった視野や経験はとっても貴重なものになりました。やっぱりアメリカの大学で成功する鍵は英語力とそして前向きに何でも吸収しようという前向きな気持ちだと思います。(敬子)

教育系の大学院、アメリカとイギリスどちらがいい?
Q: はじめまして。中学校で英語教員をしている者です。4年目になります。以前から途上国で教育に携わりたい気持ちもあり、現在専門性をつけるため、アメリカ(コロンビアなど)かイギリス(ロンドンIOEなど)の大学院に留学を考えています。この分野での大学院は国際機関での就職も視野に入れた場合、アメリカ、イギリスどちらがいいでしょうか。(中学英語教師)

A: こんにちは。ジュネーブのtoffeeと申します。私は時々同じような質問を受けるのですが、題名のようにお返事するようにしています。どちらが良いか、あるいはどの大学院が良いかは個々人の判断によって決まるものですので、一般論はほぼないと思います。あえて言うならば、ご専門分野で評判の高い大学院があるはずですので、そこに進学されると将来国際機関に勤めるにせよ、アカデミアに入られるにせよ多少つぶしがきく可能性があると思います。それとも、この「ご専門分野で評判の高い大学院」はどこかというご質問ですか? だとしたら私には分かりませんし、もっと別の場所(たとえば日本国内の学会など)で聞かれるべきことかもしれません。では。(toffee)

複数の修士号、有名校が有利?
Q: @よく国際機関職員は学歴社会といわれるようですが、慶長さんとtoffeeさんの周 りで修士号以上を複数取得している方と一つしか取得していない方のどちらが多 いでしょうか。
Aまた慶長さんの過去の回答の中に休職して大学院に通う方がいると書いてありま したが、それは修士号を持っている分野の博士号を取りにいくためなのか、ある いは別の分野の修士号を取りにいくためなのでしょうか。もし前者ならば大学院 に行くメリットはあるのでしょうか。その期間に実務経験を積んだ方が個人的に は良いような気もするのですが。
B国際機関職員採用にあたって、大学名・大学院名はかなり重要なのでしょうか。 日本の政府機関や大手企業などでは、かなり大学名が重要視されております。(かき氷)

A: ポストにもよりますが、国際機関では修士号プラス職務経験は最低条件だと思っていただいて良いと思います。JPOやYPPの応募条件からも容易に想像していただけることだと思います。修士号の数は問題ではありません。休職して学位をとる人に関しては、学位をとるために就職したわけでは当然なく、業務を通じて必要と思った学位をとりに行くわけですから、目的も当然人それぞれです。なお、就職してから学位を取得するのは並大抵のことではありませんので、就職前から考えるべきことではないと思いますし、就職前に必要と思われる学位は全て取得すべきだと思います。有名大学出身が有利かどうかは良く分かりません。私の専門分野では「有名なコース/スクール」出身者は目に付きますが、だからといってそれら出身者が有利という話はあまり聞きません。ようは個々人の能力次第です。(toffee)

A: 最近、本屋に寄ったら国際公務員に関する本が新しく出てました。
『国際公務員をめざす』 時事通信社
 国連競争試験の過去問や面接の質問なども載ってるので是非ご覧下さい。かき氷さんもお忙しいと思いますが、時間が許す限り色んなサイトや本で調べてはどうでしょうか?(吉川)

A: かき氷さん、いつも有難うございます。toffeeさんのお答えにひとつだけ付け加えます。世銀では、休職して博士号を取りに行く人が少なからずいるような気がします。これは、ひとつには出世のためでしょう。専門や個人差はありますが、「この組織では博士号がないと幹部にはなれない」と時々聞かされます。僕自身は博士号はありませんが、幹部になる気もないし、あんまり気にしていません。もう勉強したくないし。(慶長)

ユネスコを目指す大学選び
Q: こんにちは。私は高校3年生で今、進路の選択がわからなくてこまっています。幼い頃からユネスコで、学校へ通えない子供たちに算数や数学を教えることを夢にしてきました。経験をつけるために小学校教師の経験が必要だと考え、小学校の免許を取ろぅ!と教師の道を決めたのですが、外国の大学院で国際をもっと学びたぃ!と思い、そのために、国際関係の大学へ通うべきなのかな?と思って、今悩んでいます。もともとは国際関係の話に興味がありますし、いろいろな言語も学べるのでとても楽しい大学生活になりそうなのですが、私は、どちら系の大学へ行けばよいのでしょうか?(ET☆)

A: こんにちは。MKと申します。現在、ワシントンDCで大学院に通っています。このHPはいつも拝見していましたが、掲示板には初めての書き込みです。ET☆さん、横からすみません。「どちら系の大学に行けばよいか」との質問ですが、私は「将来の目的がはっきりしていれば、どちらの大学でもOK」だと思います。例えば、まず教師の資格を取り、数年勤務経験を積んだ後、大学院で専門的な知識を身につける、という手もありますし、ほかにもいろいろなパターンが考えられるでしょう。また、現実的な問題として、学費をどう工面するか(特に海外の大学は学費がとても高いです!)という問題もありますよね。他の人には、今ET☆さんがどういう状況にあるのかわからないので、やはり、これは自分で決断するしかないことだと思います。

 (あ、ところで、「国際関係の大学」って何でしょう?学部名に「国際」とついていても、カリキュラムの内容は千差万別だと思うのですが。)それから、1つ気になったのが、「いろいろな言語も学べるのでとても楽しい大学生活に・・・」のくだりです。もし仕事で使うレベルの外国語力を身につけようと思ったら、相当きつい大学生活になるということは覚悟しておいた方がいいと思います。複数の言語を一緒に学ぼうと思ったら特に・・・。以上、横から失礼しました。これはあくまで私の個人的な意見ですので、他の方のご意見も伺えれば幸いです。(MK)

A:  ET☆さん、こんにちは。MKさん、初めまして。ET☆さんの質問に関しては、MKさんの意見に同感です。ただ、ユネスコに入っても、学校へ通えない子供たちに算数や数学を直接教えるという仕事はないと思いますよ。そういう環境を整える仕事はあるのかもしれませんが。(慶長)




Local & Global〜地方公務員から転身した国際公務員のサイト
( http://www.keicho.com )