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WASHINGTON 通信(June 2004)



私たちが爆撃し、君たちが再建する。 (2004/06/16)


 数日前、出張帰りのワシントン・ダレス国際空港でのことです。税関で関税申告書を係官に提出したら、「アフガニスタンに行ったのか。何のために行ったのか、理由を教えなさい。それからパスポートもチェックさせてもらう」と、止められてしまいました。ワシントンの税関はいつもフリーパスだったので、こんなことは初めてです。アメリカの関税申告書には、アメリカ入国前に訪れた国々の名前を記入するようになっており、その欄のアフガニスタンという国名が係官の目に留まったようです。

 僕はすかさず国連の「レセパセ」というパスポートを示し、「国連機関に勤めていて、アフガン再建のために働いています」と答えました。すると係官の態度が一気に柔らかくなり、「We bomb Afghanistan, and you rebuild the country. That’s good.」と言われました。訳すと、「私たちが(アメリカが)アフガンを爆撃し、君たちが再建する。いいことだ。」とでもなりましょうか。何が「That’s good.」なもんか。

 僕がアフガニスタン滞在中に、「国境なき医師団」の5人がアフガン北西部で殺されたと書きました。アフガンでは先週も、世銀が融資する道路建設プロジェクトの委託を受けていた中国人が11人も殺されました。昨日のワシントン・ポストには、中国国旗で覆われたその11個の棺の写真が載っていました。その写真を見て、もし万が一、僕がどこかの国に出張中に命を落とすようなことがあれば、僕の棺は日の丸ではなく国連旗で覆って欲しいなあと思いました。



あ〜夏休み (2004/06/17)


 出張から戻ったばかりですが、今晩からまた遠出します。妻がシドニーで開催されるある国際会議に出席するので、僕も休暇をとって彼女に付いていくのです。当然、二人の娘たちも一緒です。ですから、妻が会議に出ている間、シドニーでは子守り三昧になるでしょう。小さい子供がいると、絶対に休暇の方が仕事よりも疲れるのです。シドニーの後、ニュージーランドと日本に立ち寄って約3週間後にワシントンに戻る予定になっています。少し早い夏休みです。

 という訳で、このサイトも夏休みモードに入ります。更新はあんまり期待しないでください。インターネットで世界とコミュニケーションするよりも、夏休みくらい家族とのコミュニケーションを大事にしようと思っています。では行ってきます。



Local & Global〜地方公務員から転身した国際公務員のサイト
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