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WASHINGTON 通信(September 2004)



クリントン氏の入院 (2004/09/04)


 ビル・クリントンさんが入院したそうです。近々、心臓のバイパス手術をするらしい。一日も早い快復を願っています。

 実はこのクリントンさんが、僕が勤める世界銀行の次期総裁になるのではないかという噂があります。世界銀行の総裁は必ずアメリカ人がなると決まっていて、その時のアメリカ政府が選んだ人が、そのまま世銀の理事会で承認されるのが慣例となっています。ちなみに、IMFのトップは常にヨーロッパ人だし、アジア開発銀行の総裁は必ず日本人で、しかも必ず旧大蔵省・現財務省の出身者です。

 確か世銀の今のウォルヘンソン総裁の任期は来年までですから、今度の総裁は次のアメリカの政権が選ぶことになります。職員の間では、次の総裁は誰になるだろうという噂や予測が既に飛び交っているのです。その中には、もしブッシュが再選されたら次の世銀総裁はコーリン・パウエルで、民主党のケリーが大統領になれば世銀総裁はアル・ゴアかビル・クリントンになるだろうという噂まであります。これらは希望的観測と呼ばれる類のものかもしれませんが、単にジョークとして切り捨てるほど可能性が薄いものとも思えません。大いにあり得る話なのです。ヒラリーという声もありますが、彼女は次のアメリカ大統領選挙に立候補するまでは、上院議員に留まるでしょう。

 ということで、クリントンさんには早く良くなってもらわなければ困るのです。世銀の総裁として、大統領時代以上に世界中を飛び回ってもらいましょう。彼には打ってつけの役回りだと思いますけど。



水を飲むための力と技 (2004/09/05)


Deer Park ワシントン界隈の水道水の水質が悪いという記事を、以前書きました(ワシントンへようこそ。でも水は飲めないよ)。それだけの理由でもないのですが、我が家では数ヶ月前からミネラル・ウォーターの配達をしてもらっています。

Deer Park この水は、「Deer Parkvというブランドのアパラチア山脈の湧き水で、なかなか美味しいのです。二週間おきに大きな19リットルのタンクに入ったこの湧き水が、三つずつ届きます。水を飲むには、このタンクを専用の台に備え付けなければなりません。この台には蛇口が二つ付いていて、どういう仕組みになっているのかは知りませんが、右の蛇口からは冷たい水が、左の蛇口からは熱いお湯が出てくるのでとても便利です。この夏は、この冷えた水を飲みまくりました。アメリカでは、オフィスや病院などにも、よくこれと同じようなウォーター・クーラーが置いてあります。

 しかしながら、この便利なミネラル・ウォーターにも、一つだけ難点があります。水のタンクを専用台に載せるのがとても大変なのです。我が家ではこの仕事は当然ながら僕の役目なのですが、まず、とても重い。19リットルの水ですので、容器の重さを除いても19キロはあるのです。次に、フタをあけたこの大きなタンクを素早く逆さまにして、水をこぼさないように台に据え付けるのは、かなりの技術が必要なのです。最初の頃、僕は何度か失敗して床を水浸しにしてしまいました。まあ、今ではかなり慣れて熟練の域に達しつつありますけど。ともあれ、我が家では美味しい水を飲むためには、力と技が必用なのです。



勤続十年 (2004/09/06)


 アメリカは今日は「レイバー・デイ」の休日でした。アメリカでは、ハワイやフロリダなどまだまだ暑い一部の地域を除けば、毎年九月第一月曜日のこの休日が「夏の終わり」ということになっています。今日で子供たちの夏休みも終わりだし、今日でプールやビーチがおしまいの所がほとんどです。ワシントンも今日は小雨が降ったりやんだりと、秋の到来を告げるような涼しさでした。

 僕にとって、今年の「レイバー・デイ」はちょっと特別の意味がありました。それは、世界銀行に勤めて10年目という節目に当たる日だったからです。あれは、忘れもしない1994年の9月6日。「レイバー・デイ」あけの火曜日が、初めて世銀に出勤した日だったのです。早いものであれからもう10年です。

 振り返ると本当にアッという間ですが、この10年間、いろんな仕事をやってきました。担当した国々は、エチオピア、ジブチ、エリトリア、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ブータン、アフガニスタンなどなどです。年に約三分の一をこういった途上国に出張していたとして単純計算すると、これらの国々に延べ三年間は滞在したことになります。2001年から出向していたオーストラリアのブリスベン市にも一年住んでいたので、世銀に10年いたとは言っても、実際にワシントンに住んでいたのは6年くらいのことですね。

 まあ、10年目は通過点です。この先、何年この職場にいるかは分かりませんが、一年一年を自分なりに精一杯やれば、いい仕事ができるでしょう。他人に評価されようがされまいが構いません。また明日から心機一転。10年前のあの熱意を思い出して頑張ろうと思います。

勤続十年の証



クロスワードは苦労すワード (2004/09/09)


 季節の変わり目のせいかどうも体調がすぐれず、ここ数日は早めに就寝していました。出張が近いので、早く治さないと。

 今日、いつものように仕事帰りに地下鉄に乗っていると、そばに座っていたアメリカ人が二人並んでペンを片手に「クロスワード・パズル」を解いていました。一人はワシントン・ポストの娯楽面にいつも付いているクロスワード・パズルをやっていて、もう一人はクロスワード・パズルばかりを集めたパズル本の一ページと格闘していました。ワシントンで地下鉄に乗っていると、こういう光景によく出くわします。アメリカ人は、本当にクロスワード・パズルが好きなのですね。一説によると、実に4千万人のアメリカ人が日常的にクロスワード・パズルを楽しんでいるらしい。こちらの大抵の新聞には日替わりのクロスワード・パズルが載っていて、翌日の新聞に前日のパズルの答えが掲載されるというパターンです。

 僕も何度かこのクロスワード・パズルに挑戦したことはありますが、ネイティブを対象に作られた本場のパズルは難しすぎて、手も足も出ません。語彙力の無さや、スラングの知識不足のせいですが、子供用のパズル以外は、完成したためしがありません。従って、僕にとって「クロスワード」は「苦労すワード」なのです。



オフィスに飾る家族写真 (2004/09/10)


 ワシントンの僕の職場では、ほとんどの職員が自分の家族や恋人の写真をオフィスに貼ったり飾ったりしています。アメリカ人や西洋人は当然のようにやってますし、インド人なんかも自分の子供の写真を貼りまくっています。これは、おそらく日本の一般的なオフィス風景と大きく異なるところじゃないでしょうか。

 僕がワシントンに来たときは独身だったので、無論、オフィスに家族の写真など置いていませんでした。結婚しても、やっぱり妻の写真なんて飾りませんでした。そんなの照れくさくてできませんよね。その頃よく、「どうしてお前はオフィスに家族の写真を置かないのか」と同僚に尋ねられたことがあります。僕は返答に困りながらも、「日本では公私の区別に気を使うので、仕事場にプライベートなことは持ち込まないんだ」とかなんとか答えていました。それを聞いたインド人のアルーンさんは、「インドでは、オフィスにはプライベートなことしか持ち込まない」と言っていましたっけ。

 さて今は、ワシントンの僕のオフィスには娘たちの写真が綺麗な写真立てに入って飾られています。これは、長女が産まれた時に同僚たちから写真立てを贈られたので、仕方なくそれに子供の写真を入れて飾ったのがきっかけです。今は、次女も加えて二人の写真になりました。あなたは自分のオフィスに家族の写真を飾っていますか?



三年目の9/11 (2004/09/11)


 あれから三年目の9月11日です。ここワシントンでは様々な追悼行事が行われたようですが、我が家にとってはいつもと変わらぬ平穏な土曜日でした。

 三年前のあの日、僕はワシントンに妻と幼い二人の娘たちを残し、オーストラリアのブリスベンに単身赴任していました。三年後の今でも、あの日の衝撃と、その後の不安な日々の記憶は生々しく蘇ってきます。あの日、世界中の同情と哀悼を集めたアメリカは、今や、世界の多くの人々から反感を買う存在になってしまったと言ったら、言い過ぎでしょうか。

 最近あるアメリカ人が、「敵はアメリカを弱いと思って攻撃してきた。攻撃されないためには、反撃してアメリカが強いというところを見せ付けなければならない。だから、アフガンへの攻撃も、イラク戦争も支持する」というようなことを言っていました。僕にはこのロジックもメンタリティも、全く理解できません。この国のリーダーたちは、「強さを誇示しなければ気のすまないところがアメリカの弱点だ」という逆説に早く気づくべきです。



必用な事は全て幼稚園で学んだ (2004/09/13)


 最近読んだ本です。「All I Really Need to Know I Learned in Kindergarten」というユニークな題名が付いています。実は先月シアトルで「日米リーダーシップ・プログラム」に参加した際、この本の著者であるRobert Fulghumさんの講演を聞く機会がありました。彼の話はユーモアの中にも含蓄に富んだ、とても興味深い内容でした。その時にいただいたこの本を最近読み終えたのです。

「必用な事は全て幼稚園で学んだ」  Fulghumさんがこの本で言わんとしているのは、題名が示す通り、「幼稚園で学んだことは、人生の中で最も大事なことだ」ということです。だから、いくつになってもそれらを忘れてはいけないのです。それでは、彼がどういうことを幼稚園で学んだかというと....。

1.おもちゃを分かち合う。
2.友達をたたかない。
3.教室を汚したら、きちんと片づけをする。
4.他人の物をとらない。
5.他人を傷つけたら謝る。
6.フェアに遊ぶ。
7.食事の前には手を洗う。
8.トイレを使ったら流す。

 幼稚園で学んだはずのこういうことを、我々大人は忘れていないだろうか。「おもちゃ」を「資源」と読み替えたり、「友達」を「他国」と読み替えたり、「教室」を「地球」と読み替えてみてください。すると、「資源を分かち合う」とか、「他国を攻撃しない」とか、「地球を汚さない」とか、そういうことになるのです。こんな大切なことを幼稚園で学んだはずなのに、それを世界中の大人たちが実践していないではないですか。

 実は先週から、我が家の5歳の長女がワシントン近郊の「Kindergarten」に通い始めました。自分の子供に顔向けができるように、僕も大昔に幼稚園で学んだことを日々の生活の中で実践するよう心がけたいと思います。



バス通学 (2004/09/15)


 先週から5歳の長女がワシントン近郊のキンダーガーテンに通い始めました。4歳になったばかりの次女も、同じ学校の「Pre-K」と呼ばれる幼児クラスに入りました。姉妹揃って、同じ学校に入学したのです。娘たちは同じスクール・バスで通い、同じスクール・バスで帰ってくるので、これは親にとって非常に好都合です。

アメリカのスクール・バス 彼女たちの新入学に伴い、僕の生活も少し変わりました。娘たちを毎朝バス・ストップまで連れて行くのが僕の日課になりました。娘たちがバスに乗り込むのを見届けてから出勤するので、少し遅めの出勤となります。

 娘たちのスクール・バスの予定時刻は8時26分ですが、大体バスは少し遅れて8時半から8時35分くらいにやってきます。家からこのバス・ストップまで5分とかからないので、まあ、8時20分過ぎに家を出れば間に合うのです。でも、何故かいつもかなり早めに家を出てしまいます。その結果、バス・ストップに着くのは、いつも我が家の娘たちが一番なのです。学校が始まって今週でまだ二週目ですが、このバス乗り場から乗る児童5人のうち、今日まで必ずうちの娘たちが一番乗りでした。バスに遅れてはいけないと気をもむ小心者の父親のせいです。

 娘たちは、友達と一緒にバスで通学するのを楽しんでいるようです。アメリカでは、犯罪や事故に巻き込まれるのを防ぐために、子供は必ずスクール・バスか親の車で通学するのです。ですから、こちらでは、子供が子供だけで歩いて通学している姿を見たことはありません。子供がひとりで街を歩けるほど安全な社会というのは、この地球上にまだあるんでしょうか。日本はまだそうだといいけど。



児童が選ぶランチ・メニュー (2004/09/16)


 娘たちがワシントン近郊の新しい学校に入学して以来、いろいろ日本の小学校と違う点を発見できて面白いです。どうやらアメリカの小学校には、日本の給食のようなシステムは存在せず、児童がカフェテリアでランチを買って食べるみたいです。アメリカには文化的、宗教的に異なるバックグラウンドの人が多いので、全員一律に同じものを食べさせる給食などはあり得ないのでしょう。イスラム教の子供は豚肉を食べないし、ヒンズー教の子供は牛肉を食べないわけですから。ベジタリアンの子供もいるでしょうし、魚介アレルギーの子供もいるでしょう。ちなみに娘たちの学校の今日のランチ・メニューは以下のとおりでした。

・チーズピザ
・豆とチーズのブリトー
・ディップつき人参スティック
・ハムとチーズのサンドウィッチ
・ピーナツバターとジャムのサンドウィッチ
・シェフサラダ
・8オンスのヨーグルト

 この中からひとつを選び、カフェテリアで買うのです。これにミルクが付きますが、ミルクも1%脂肪、2%脂肪、スキムミルク、全乳の中から選べるようになっています。これで、毎日1ドル95セントです。

 4歳や5歳の児童が栄養バランスを考えてその日のランチを選べるとは思いませんが、まあ、子供の頃から食べたいもの自分で選ばせるのもアメリカ流なのかもしれません。ちなみに我が家でも、5歳とは思えないくらいしっかりしている長女には、ランチは好きなものを食べさせるようにしています。でも、4歳とは思えないくらい幼い次女には、あらかじめ印刷された毎日のメニューの中から、「今日のランチはこれを食べなさい」と妻が決めてあげています。



太い歯ブラシ (2004/09/17)


柄が太い歯ブラシ 最近、子供たちの話ばかりですみません。今日も子供たちの話というか、子供たちの歯ブラシの話です。

 我が家の子供たちが今使っている歯ブラシは、柄の部分がとても太いのです。この太い柄の歯ブラシには利点が二つあると思います。ひとつは、太い柄の部分にマンガなどのキャラクターを大きく描けるということです。実際、娘たちの歯ブラシにはこの太い部分にマンガのキャラクターがデ〜ンと描かれています。これに子供は惹かれてしまうのでしょう。

 もうひとつの利点は、当然ながら持ちやすさでしょう。柄が太い方が、特に手の小さい子供には持ちやすいのではないでしょうか。この歯ブラシの柄の裏側には、さらに指がフィットするように微妙な凹凸もあります。子供でもしっかり握ってしっかり磨けるようになっているのです。でもまだ4歳の次女は、親による「仕上げ磨き」が必要ですけど。



カード犯罪もグローバル化 (2004/09/18)


 「あなたのクレジット・カードが先月、東京で不正に使われた」とカード会社から最近電話がありました。不正使用は二回で、一回目は東京の電気店で誰かが約800ドルの買い物をし、二回目は東京の「デニーズ」で約50ドルの食事をしているのだそうです。いずれも僕のビザ・カードにチャージしています。先月はアメリカから出ていないし、カードも紛失していないので、これは誰かが僕のカードを偽造したとしか考えられません。

 幸いなことに、カードの使用パターンをモニターしてくれていたカード会社が不正に気づいて連絡してきてくれたため、即座にそのカードを無効にして新しいカードを発行してもらいました。不正に使われた金額は払わなくていいことになったので、ホッとしています。

 途上国へ出張の際にクレジット・カードを使い、その何ヵ月後かに高額請求が来たというのは、今回が二度目です。以前も、いきなりアラブ首長国連邦のドゥバイからの高額請求がカードの明細書に記載されていて、びっくりしたことがあります。あの時も不正が証明されて事なきを得ました。今回も6月にパキスタンとスリランカでカードを使っているので、そのあたりで僕のカード番号がどこかの悪者に渡ったんでしょう。そしてそこから、前回はドゥバイでしたが、今回は東京にいる悪の一味に僕のカード情報が流れたことになります。テロリストもそうですが、カード犯罪もグローバル化していますね。



NHL、お前もか。 (2004/09/19)


 何か日本のプロ野球はストに突入したようですね。「災い転じて福となす」と言うように、これを機にプロ野球の抜本改革をトコトンやってください。適当なところでお茶を濁して、手を打たないで欲しいです。僕は東北の出身なので、東北地方にも球団ができればいいなあ。

 さて、こちらアメリカでも、アイスホッケーのNHLが似たようなことになっています。オーナー側と選手側の交渉が暗礁に乗り上げ、ついにロックアウト。今シーズンは行われない公算が強くなりました。ストライキは選手側が労働を拒否することですが、ロックアウトとはオーナー側が選手を職場から締め出すことらしいです。当然、試合をやらない期間は給料が払われません。

 NHLはアメリカとカナダにまたがって30チームがありますが、このうち実に20チームが赤字なんだそうです。オーナー側は選手の年棒が高騰するのを食い止めるため、チーム内の年棒総額の上限を決めることを求めていますが、選手側はこれに猛反発しているといいます。さて、日本のプロ野球とNHL、どちらが早く解決となりますか。



講演会のお知らせ (2004/09/20)


 週末のワシントンは秋本番を思わせる気候でした。特に朝晩は冷え込んで、寒いくらいでした。今まで週末と言えば、半袖のTシャツに短パンをはいて、素足にサンダルを引っ掛けていましたが、昨日は久しぶりに長袖を出してきて、逆に夏のサンダルはもう仕舞いました。庭には秋の花である菊の仲間が咲き始めています。

黄色い菊ピンクの菊

 さて、これからブータンへ出張しますが、途中、故郷の青森県八戸市に立ち寄って、いくつか講演をすることになっています。お近くの方、よかったら足を運んでください。部外者でも若干名は入れるそうです。

・ 9月22日(水)午後5時10分〜7時 場所:八戸市庁別館B会議室

 これは、「八戸女性街づくり塾」と「八戸都市問題研究会」の合同セミナーですが、そこで基調報告をします。仮題は「海外の地方自治に学ぶ」として、僕の海外での経験を基に、市町村合併など八戸で起こっている問題を議論したいと思います。

・ 9月24日(金)午前10時〜11時半 八戸商業高校第一体育館
・ 9月24日(金)午後1時半〜3時 八戸高校第一体育館

 この二つは高校生が対象ということで、演題は「八戸からメジャーデビューしようよ〜夢をかなえる方程式」としました。将来世界で通用する日本人になるためのアドバイスというか、若者の目を世界に向けさせ、夢を追い続ける勇気を与えるような話ができたらと思います。



40歳の人間ドック (2004/09/23)


 故郷の八戸に来ています。以前からこちらでいくつか講演を頼まれていたので、ワシントンからブータンへの出張途中に立ち寄ったのです。実は昨日、この機会を利用して「一日人間ドック」というのをやってきました。アメリカでは日本の「人間ドック」のような総合的な健康診断はほとんどないので、僕も40歳になったし、いつか日本で「人間ドック」に入ろうと思っていたのです。

 さて、昨日の人間ドックですが、実に手際よくいろいろな検査をしてくれました。血液検査、尿検査、検便による大腸検査、超音波による腎臓、肝臓、膀胱などの内臓検査、心電図、肺のレントゲン、胃部X線、目や耳の検査などなど。これらの検査が全て午前中に終わり、お弁当をいただいた後、午後からは栄養相談と医師による結果説明がありました。午前中にやった検査の結果が、午後にはもう全て明らかになっていたのです。結果は、コレステロールが高いという以外は全て異常なしでした。ただ、コレステロールがかなり高く、要注意みたいです。食事に気をつけて運動を増やし、定期的にコレステロールの検査を受けることを勧められました。何をやるにも身体が資本です。ブータンからワシントンに帰ったら、今度こそ本気でエクササイズに取り組もうと思います。

 この「一日人間ドック」は、八戸市の総合健診センターという所で受けました。ワシントンから前もって予約していたのです。上記の検査メニューにお昼のお弁当が付いて、値段は3万3千円ほどでした。特筆すべきは、お弁当のおいしさでしょうか。ウニ御飯や菊の花びらの酢の物など、懐かしい郷土料理は極上でした。



講演の自己評価は85点 (2004/09/24)


 今日は故郷八戸の高校二校で、「八戸からメジャーデビューしようよ〜夢をかなえる方程式」と題して講演をしてきました。午前中は八戸商業高校、午後からは母校の八戸高校でやりました。まあ、自分なりの評価は85点かな。このような機会を与えていただいた関係者に感謝いたします。

 今日の講演は高校生だけでなく、父兄や一般の方々も数多く聞きに来てくださいました。さっそく感想のメールを送ってくださった方がいたので、ちょっと紹介しちゃいます。かなりほめ過ぎですけど(以下、メールより抜粋)。

 実は今日の講演会まで、わくわく楽しみにしていたことがありました。それは、慶長さんの声はどんな感じなのかな、ということでした。始まる直前に友達と話していたのですが、写真から推測して、おそらく比較的低い声ではないかと友人は主張していました。私は、幾分高めの澄んだ声ではないかと主張を譲りませんでしたが、はたして、そのとおりでした!とても、きれいな通りの良い、しかも暖かいお声でした。

 今日の講演は母校ということもあってか、大変リラックスされてお話しされていたような感じを受けました。特に、講演の最初に、突然、八戸高校の校歌を歌いだされたのにはびっくりいたしました。それを受けて高校生たちも手拍子で歌い出したのにはいささか度肝を抜かれた、という感じです。

 難しい問題をお話しされているのに、まったく堅苦しくなく、さすがに世界で活躍されている方だと感銘を受けました。質問もたくさん出て、それに対する回答も、実に明快で、本当に頭の良い方なんだなぁ、という印象です。「政治的質問にはいっさい答えないよ。」といたずらっぽくおっしゃった時などは実に楽しそうで、周りにいた方々も思わず一緒に吹き出してしまいました。なんだか急に親近感が湧いてきて嬉しくなってしまいました。




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