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WASHINGTON 通信(July 2005)今日7月1日は、このホームページの誕生日です。思えばこの「Local & Global」は、2001年7月1日にオーストラリアのブリスベンからスタートしたのでした。よくまあ、4年も続いたもんだと思います。でも、まだまだ続きますよ。とりあえず明日からまた、5周年を目指してグローバルな情報発信を続けたいと思います。今後とも、どうかよろしくお願いします。 ワシントン界隈では、数ヶ月前から手首にいろんな色のリストバンド(ブレスレット?)を付けている人をチラホラ見かけましたが、最近はこれを付けている人が増えてきましたね。黄色、青、白などがあり、ほとんどがシリコン製だそうです。いくつも重ねるように付けている人もいて、カラフルなだけに結構おシャレです。これらの多くは、NGOなどのチャリティー団体がキャンペーンの一環として販売しているもので、売り上げの一部が義捐金などに回されるようです。リストバンドの表面には、各団体による意識啓蒙のためのメッセージも刻み込まれています。それでは、どんなものがあるかというと.... ・ Make Poverty History 〜ホワイトバンド ・ The ONE Campaign 〜ホワイトバンド ・ ほっとけない世界のまずしさ 〜ホワイトバンド ・ Live Strong 〜イエローバンド ・ BREATHEASIER 〜パープルバンド ・ Tobacco-Free Kids 〜レッドバンド ・ Tsunami AID 〜ブルーバンド まだまだ他にもあるでしょうが、代表的なのはこんなところでしょうか。特に上から三つは、「Make Poverty History」がイギリス、「The ONE Campaign」がアメリカ、「ほっとけない世界のまずしさ」が日本という連動キャンペーンで、アフリカを初めとした途上国の貧困問題の解決を目指したものです。昨日世界中で行われた「Live 8」コンサートともタイアップしています。このキャンペーンの主目的は、今週イギリスで行われるG8サミットに参加する首脳たちに、アフリカ諸国の債務問題などで圧力をかけることだそうです。イギリスのブレア首相は既にこのホワイトバンドを手首に付けているそうですが、ブッシュ大統領や小泉首相はどうなんでしょうか。 さて、僕が最近つけ始めたのが、「Tsunami AID」のブルーバンドです。「Tsunami AID」という文字が、英語だけでなく、津波被害を受けた国の言語(インドネシア語、タイ語、シンハラ語)でも刻まれているところが気に入りました。あなたなら、どのリストバンドを付けますか。 ![]() ![]() 前回の記事でも触れた「LIVE8コンサート」ですが、ここ数日のワシントン・ポストにもこのコンサート関連の記事がいくつか掲載されていました。それを読んでいて、いろいろ考えさせられてしまったのです。まず始めに、このコンサートについて、ちょっとおさらいしておきます。このコンサートの主目的は、今週イギリスで行われるG8サミットに参加する首脳たちに、アフリカ問題の解決に向けたアクションを起こすようにと圧力をかけることでした。7月2日、東京、ロンドン、パリ、モスクワ、ヨハネスブルグ、ローマ、ベルリン、フィラデルフィアなどで開催され、有名なアーチストたちが貧困撲滅を訴えました。飢餓救済の「LIVE AID」から丁度20年目の今年、「LIVE8(ライヴ・エイト)」という名前は、おそらく「ライヴ・エイド」と「Gエイト」を掛け合わせたものでしょう。さて、ワシントン・ポストの記事を読んで考えさせられたと書いたのは、記事中に引用されていた参加アーチストたちの次のような言葉が気になったからでした。 「G8に圧力をかけろ。一つの部屋に集まる8人の男が世界を変えられるんだ。」(Bob Geldof 〜ロンドン) 「我々は、最も大きな権力を持つ8人のリーダーたちに、この悲劇を終わらせるように呼びかけているんだ。」(Will Smith 〜フィラデルフィア) こういう言葉を目にして咄嗟に思ったのは、「8人の金持ち国のリーダーたちが牛耳る世界なんてご免だな」ということ。8人の中には、ただ座っているだけのどこかの国のリーダーもいるので、実際にはほんの数人が実権を握っているのでしょう。これを変えなきゃ。そういう意味ではG8を取り込もうとした「LIVE8」から、G8に代表される不公平な世界のガバナンス・システムを変えなきゃいけないということを改めて教えられました。 それでも、アフリカ問題に対する意識を喚起したという点では、「LIVE8コンサート」には一定の評価が与えられてしかるべきでしょう。願わくば、コンサート会場に集い、あるいはテレビやインターネットでコンサートを見た何十万、何百万という世界の若者が、途上国の貧困問題への関心を持ち続けてくれれば。特に、彼らの投票行動に影響を与えてくれればいいなあと願うのは無理な話でしょうか。あらゆる選挙で、地球規模の視点をもったリーダーを選ぼう。今どき国益を地球益に優先させたり、もっと偏狭な自分の選挙区の利益だけを考えている政治家は落としなさい。 今年の7月4日(アメリカ独立記念日)はちょっとバタバタしていて、ワシントン名物の花火も見に行けませんでした。仕方がないのでテレビで花火見物をしましたが、テレビで見る花火ほど味気ないものはないですね。高層アパートに住んでいた頃は、毎年この日はアパートの窓から綺麗な花火を楽しんだものです。来年は、どこか花火の見える所に娘たちを連れて行ってあげよう。アメリカ独立記念日におけるワシントンの名物が花火なら、ニューヨークの名物は「ホットドッグの早食い競争」です。毎年この日に行われるこのユニークな競技、今年も優勝は日本の小林尊さんでした。彼は何と12分で49個のホットドッグを平らげたそうです。それでも去年の53個半という自己の世界記録には及ばなかったらしい。準優勝はアメリカのソニア・トーマスさんという女性で、37個という記録でした。 写真で見る限り、小林さんもソニアさんもスリムな体ですから、早食い競争というのは胃袋の大きさとは関係がないようです。ソニアさんによれば早く食べる秘訣は、技を磨き、練習すること。大事なのは手と目のコーディネーションと、いかに早く噛み、早く飲み込むかだということです。これは既にスポーツの世界ですね。 ちなみにチャンピオンの小林尊さん、今回のニューヨーク遠征に伴い、早食い大会前の7月2日にはニューヨーク・メッツ戦の始球式も行っています。僕としては、こっちの方が羨ましいですね。小林尊、ここにもまた、自分の実力だけで世界と勝負する日本人がいました。彼には、ファンが作るこんなサイトやこんなサイトもあったりして、既にスターの域に達しているようです。 全てのテロと暴力を否定します。ロンドンの同時多発テロについて知ったのは、ワシントン時間のお昼過ぎでした。お昼休みに、この人のブログにふとアクセスして知ったのです。それからしばらくは、いろいろなニュース・サイトで情報収集をしていました。 午後からは、ワシントンも一気に厳戒ムードが高まりました。まず、万が一の米英同時テロに備えて、世銀本部の前のHストリートが閉鎖されました。ワシントンの地下鉄も警備員が増強され、地下鉄駅構内では「不審者や不審物を見かけたら直ちに通報するように」というアナウンスが繰り返されたといいます。爆薬を嗅ぎつけるという犬によるパトロールも始まりました。 ロンドンでは地下鉄やバスなどの公共交通が狙われましたが、これは去年のスペイン・マドリッドの列車爆破テロと同様です。テロリストたちは、警備が強化される一方の飛行機から、まだまだ警備が手薄な列車や地下鉄にターゲットを移したと言えるでしょう。かと言って、あらかじめ地下鉄の乗客名簿を調べたり、全ての客の持ち物を検査するなんていうことは現実的じゃないですよね。今後、公共輸送機関の警備には革新的な発明が必要になってくるかもしれません。僕も地下鉄で通勤しているのです。ワシントンの地下鉄も、テロリストにとっては標的としての優先順位がかなり高いでしょうから、他人事とは思えません。 ![]() ![]() ロンドンのテロですっかり霞んでしまった感のある「G8先進国首脳会議」ですが、アフリカへの援助総額を2010年までに倍増させることに合意して閉幕しました。僕自身はそろそろG8のような会議のあり方を見直す時期だろうと思っているのですが、今朝のワシントン・ポストには、G8の役割のひとつは「地球的規模のアジェンダ」を世界に知らしめることだと書いてありました。そういう意味ではこのG8サミットは、テロ、アフガニスタン、イラクとここ数年続いていた一連の軍事アジェンダを、アフリカの開発と地球環境というアジェンダに塗り替える絶好のチャンスだったのかもしれません。それもこれも、テロリストに潰されました。 でも、やっぱりG8は転換期でしょう。どうも儀礼的になってしまっている感が否めません。今回のイギリスでの会議にいくら使われたかは知りませんが、参加者の旅費や食費、それよりも準備や警備に莫大なお金がかかっているはずです。800億円以上を使ったとされる、あの2000年の沖縄サミットの時も、かなり批判がありましたよね。もし、どこかの国のリーダーが、「こういうのはもうやめよう」と言い出したら、僕はその人のファンになってしまうでしょう。 さて、G8が開幕する直前の7月3日から5日まで、「C8」という会議が同じイギリスで行われたのですが、ご存知でしょうか。「C8」のCは、Children のCで、ユニセフがオーガナイズした子供サミットです。G8を文字ってC8とは呼んでますが、代表は8カ国だけでもなければ先進国だけでもありません。世界中から選ばれた11歳から18歳までの17人が、地球の未来や子供の権利について議論したのです。残念ながら日本人の子供は選ばれていませんが、アジアからはブータンとカンボジア、その他にはギニア、シエラレオネ、レソト、イギリス、イタリア、ドイツ、イエメン、ボリビア、モルドバ、ロシア、フランスなどから代表が選ばれています。こういう会議なら年に何回でもやってほしい気がします。C8に参加した子供たちが、将来どういうリーダーに育っていくのかも楽しみですね。 ![]() ![]() ![]() ワシントンの夏は蒸し暑いので有名ですが、今年も暑い日が多いですね。そんな日は、やっぱりかき氷が食べたくなります。とは言っても、ワシントンでかき氷を食べられる所なんて、僕は知りません。アメリカでは、かき氷ってまずは見ないですね。今までは、せいぜいスターバックスのフラッパチーノで我慢していました(バニラ・ビーンが好きです)。 でも最近、我が家に「かき氷製造機」がやって来ました。妻が「Han Ah Reum (ハナルン) 」という韓国系スーパーで見つけてきたのです。ご覧のように、「しろくま君のかき氷」で、日本製でした。ハンドルを回すだけで簡単にかき氷ができます。ということで、この夏は我が家で気軽にかき氷が食べられるようになったのです。 かき氷と言うと、僕には忘れられない味があります。それは学生時代に食べた「杏子のかき氷」です。杏子のシロップと、杏子の実も入っていました。あれを食べたのは、東京で過ごした大学時代。文京区にある鄙びた和食喫茶みたいなお店でした。あのお店以外では、「杏子のかき氷」なんて見たことがありません。住所は文京区の本郷か弥生か向丘の辺りです。名前も覚えていませんが、あのお店、まだ残っていたらいつか訪ねてみたいですね。 MLBのオールスターを見ながら書いています。今、イチローがワシントン・ナショナルズのヘルナンデスからタイムリー・ヒットを打ったところです。このオールスターについては、明日にでもまた書こうと思っています。 さて、先日ワシントン近郊の和食屋で「メリーランド・ロール」という巻き寿司を食べました。どういう巻き寿司かというと、「ソフトシェル・クラブ」の天ぷらを巻いたものです。この「ソフトシェル・クラブ」というのは、脱皮したばかりの甲羅(こうら)の柔らかい蟹で、甲羅ごと食べます。僕はこの柔らかい甲羅の歯ごたえが結構好きで、「ソフトシェル・クラブ」の天ぷらは好物のひとつなのです。でも、いつも食べられるという訳ではありません。当然ながら、蟹が脱皮する4月から初夏にかけてしか食べられないのです。 ![]() ![]() この「柔らかい甲羅の蟹」は、チェサピーク湾で獲れるために、ワシントン界隈の名物になっています。そのせいであの巻き寿司も、ワシントンのお隣メリーランド州の名前が付いているのでしょう。 さて、昨日のMLBオールスター。試合前のセレモニーにはいささか驚かされました。先週のロンドン同時多発テロの犠牲者を追悼する黙祷が行われた後、イギリス国歌の演奏まであったのです。ベースボールとは関係ないような気がして、ちょっと違和感がありました。あれを見て、政治的に利用されたと批判の多かった、2002年のソルトレーク・シティの冬季オリンピック開会式を思い出したのは僕だけでしょうか(きっと僕だけかも)。でもいつの時代も、スポーツと政治は切っても切れない関係にあるのかもしれません。 試合の方は7対5でアメリカン・リーグの勝ち。結果的にはイチローの2点タイムリーが効いた形ですね。これでアメリカン・リーグは、今年のワールド・シリーズでのホーム開催権を獲得しました。要するに今年の秋のワールド・シリーズは、アメリカン・リーグのチームの本拠地で始まり、仮に7戦までもつれればアメリカン・リーグのチームの本拠地で4試合が行われるのです。 イチローのタイムリーは、ワシントン・ナショナルズのエースであるヘルナンデスから打ったものでした。が、その直後にヘルナンデスの一塁牽制に刺されています。イチローの牽制死なんて初めて見ましたが、この場面について、今朝のワシントン・ポストには割りと詳しく載っていました。その記事には、「ヘルナンデスにとって、あの牽制は生涯最高の牽制だったに違いない。恥をかいたことの無いほど(完璧な)選手に恥をかかせたのだから」なんてことが書いてありました。いくら地元のエースだからって、牽制球ひとつでそこまで書くかなあ。でも、これってヘルナンデスを褒めているのか、イチローを褒めているのかどっちでしょうね。 「教育におけるインターネット利用も遂にここまで来たか」という感じです。AP通信によると、アリゾナ州のヴェイルという町の公立高校で、今年9月の新学期から教科書の廃止が決まったそうです。教科書の代わりをするのがインターネット。様々な教育関連のサイトや、ネット上の文献などを使えば、教科書は必要ないという訳です。350人の生徒全員にラップトップが貸与され、授業中は無線LANに繋いで、ネット上の教材を利用します。何という思い切った決定でしょうか。でも、おそらく将来の教育現場は、どこでもこうなっていくのかもしれません。この高校、今までは生徒一人当たりの教科書代は、年間500ドルから600ドルだったそうです。これを一台850ドルのラップトップに置き換えるということで、コストは増加してしまいます。でも、ネットの使い方によっては、教育効果というベネフィットも増すような気もします。というのは、教科ごとに一冊の教科書をずうっと使うよりは、歴史にしても科学にしても、生徒がネット上の多様な意見や理論に触れる機会が増える可能性があると思うからです。それもこれも、先生次第かもしれません。今までは、教科書に沿って教えていればよかったものの、ネット授業となると、これからは先生たちの創造性や検索能力も問われてきますね。 おとといのことです。朝テレビを見ていた6歳の長女が「パパ、見てえ」と叫ぶので、ふとテレビに目をやり唖然としました。そこには、あの「でこぼこフレンズ」のあなくまが映っているではありませんか。「あれっ、ここはアメリカだよなあ」と一瞬迷いながら、長女に「どういうこと?」と聞くと、「They came from Japan. (日本から来たんだよ)」だって。 どうやら「でこぼこフレンズ」がアメリカに進出して来たらしいのです。「でこぼこフレンズ」を知らない人のためにちょっと説明すると、NHK「おかあさんといっしょ」の中のショート・アニメに出てくる12個のユニークなキャラクターたちです。うちの娘たちは、日本から送ってもらった「おかあさんといっしょ」のビデオをよく見ていたので、当然「でこぼこフレンズ」を知っていました。12個のキャラクターは、大きかったり小さかったり、動物だったり植物だったり物体だったりという正にデコボコの奴らなのです。どんな奴らなのかというと...。 ![]() アメリカ版「でこぼこフレンズ」は、「Nick Jr.」と「NOGGIN」という子供専用チャンネルで放送されています。このアメリカ版のキャッチフレーズは、「I’m Different From You and That’s Why I Like You. (僕と君は違っている。だから君が好きなんだ)」となっています。あまりにも違いすぎる12個のキャラクターを通じて、多様性の大切さと異なるものへの寛容の心を子供たちに教えたいのだそうです。日本の「でこぼこフレンズ」にも、そういう意図があったのでしょうか。僕は、ただの面白い奴らだと思っていました。アメリカ版「DEKO BOKO FRIENDS」には、既にこんなホームページもできています。アメリカで、ポケモンやハロー・キティなみの人気者になれるでしょうか。 ワシントンは、今日も日中は茹だるような暑さ。夕方からは雷を伴う激しいスコールになりました。こんなのは、まるでスリランカやインドネシアで体験したのと同じです。ワシントンの夏は熱帯の夏なのです。という訳で、「Ben & Jerry’s」にアイスクリームを食べに行きました。僕が食べたのは、コレステロール・フリーの「SORBET(シャーベット)」。上部が二又(ふたまた)になっている珍しいコーンに、「ブルーベリー&ラズベリー」と「マンゴ&ライム」という二種類のフレーバーを載せてもらいました。こういうのを「一粒で二度美味しい」と言うのでしょうか(「二粒で四度美味しい」かも)。 この「Ben & Jerry’s」というアイスクリーム会社のホームページにアクセスしたら、その充実ぶりに驚かされました。商品や店舗の紹介以上に、企業の社会的貢献についての記述が目立ちます。ミッション・ステートメントでは、環境や貧困層に配慮したビジネス・モデルを謳っていますし、その他にも地球温暖化対策や平和に繋がる50の方法などというページもありました。アイスクリーム会社のサイトというよりは、どこかのNGOのサイトみたいですね。こういう優良企業は、サポートしましょう。これからも、アイスクリームは「Ben & Jerry’s」に決めました。 ワシントンDCのお隣、バージニア州アーリントン郡の教育委員長になったばかりのデービッド・フォスターさんは、就任にあたって、外国語教育の充実に取り組むことを表明しました。彼がカリキュラムに加えたいと思っている外国語は、アラビア語と中国語だそうです。それは今後の国際社会において、アメリカとアラブ地域、アメリカと中国といった関係が一層大事になるという彼なりの予測からです。フォスター氏は、「言葉の応酬でコミュニケーションを交わせる国々の間では、武器の応酬はまず起こらないだろう」とも言っています。セキュリティの観点からも、アラビア語、中国語は大事だということでしょう(中国語は経済の観点もかなり入っているはず)。 うちの娘たちはアーリントンの公立学校に通っているので、このような考えを持つフォスター氏の教育委員長就任を歓迎したいと思います。アメリカの外国語教育と言えば、やっぱり一番ポピュラーなのはスペイン語です。実は娘たちが通う小学校でも、9月からスペイン語の課外授業が始まります。うちの長女も申し込んだのですが、希望者が多く、抽選の結果ハズレでした。まあうちの子達には、スペイン語や他の言語の前に日本語をマスターして欲しいんですが、なかなか難しいですね。 それにしても、アジアの言語となると、これからはやはり中国語の重要性が高まるのでしょうね。日本の経済成長が著しかった時代は、アメリカでも日本語ブームだったと聞いたことがありますけど、あれは遠い昔のことのようです。中国語ができない僕が言うのもなんですが、何かと軋轢の多いお隣の中国ときちんと「言葉の応酬」ができるように、日本でももっと中国語教育に力を入れる時ではないでしょうか。 ![]() ワシントン界隈の日本食レストランでは、デザートに「抹茶(まっちゃ)アイスクリーム」か「小豆(あずき)アイスクリーム」を置いている店が多いんです。でも、今までアメリカでは、「抹茶」なんていう言葉は和食屋さん以外では見たことも聞いたこともありませんでした。ところが、です。突然の抹茶ブームが到来したのです。まずは先週から販売され始めた、スターバックスの「抹茶フラッパチーノ」。発売開始早々に早速トライしてみましたが、ほとんど抹茶の風味がありませんでした。「いきおくれクラブ」のほにゃさんも指摘していますが、「メロン・シロップ」が入っているそうで、そっちの風味が抹茶に優っています。じゃあ、美味しくないのかというと、これが実にサッパリとしていて爽やかな美味しさなのです。夏季限定商品という噂もありますが、できればオールシーズン販売して欲しいものですね。ちなみに、僕がオーダーした店では、店員さんもまだ慣れていなくて、マニュアルを見い見いしながら作っていました。 次に、家のそばのモール内にある「Juice Zone」というお店の「抹茶スムージー」。「Motoko’s アメリカ日記」のMotokoさんが食べたのは、こっちでしょう。スムージーというのは、ドロドロの飲み物でアイスクリームとジュースの中間みたいなものです。こっちの方は抹茶の風味は充分でしたが、僕にはかなり甘すぎました。この「抹茶スムージー」には、豆乳、バニラ味のフローズン・ヨーグルト、それに抹茶が入っているそうです。バニラの量を、もう少し減らしてくれた方がいいかな。 ということでこの抹茶対決、抹茶らしさでは「Juice Zone」、美味しさでは「スターバックス」に軍配を上げておきます。結局、引き分けということですね。 以前、「ワシントンの地下鉄では、クロスワード・パズルをやっている人がやたらに多い」と書きました(「クロスワードは苦労すワード」参照)が、最近その地下鉄の光景が変わりつつあります。どう変わりつつあるのかと言うと、クロスワードではなくて、何やら数字のパズルをやっている人が増えてきたのです。ちらりと覗き込んでみると、必ず「SUDOKU」と書いてあります。「えっ、すどく?聞いたこと無いなあ。でも、なんか日本語みたいな響きだなあ」と僕は思っていました。本当にこのパズルを目にすることが日に日に増えてきて、いつのまにか、ワシントン・ポストにも、USAトゥデイにも毎日このパズルが載るようになっていたのです。 で、今日「Wikipedia」で調べてみたら、やっぱりこれは「数独」という日本語でした。「すどく」ではなくて「すうどく」だったんですね。アメリカで新しい日本語を覚えるというのも、妙な気持ちがします。いろいろ読んでみると、このパズルは1986年に日本で人気が出たものらしい。でもどうして日本人の僕が、この「数独パズル」を知らなかったのでしょうか。ちなみに妻も知らなかったと言います。本当に、日本で流行っていたんですかねえ。 今年はこのパズルが世界的に大ブレイクして、アメリカだけではなく、イギリスやオーストラリアなどでも大人気だそうです。その証拠に、英語で「SUDOKU」と検索したら、こんなサイトやこんなサイトに出くわしました。ルールは簡単で、9X9の升目に1〜9までの数字を入れて、縦横どの列にも1〜9の数字が一回だけ使われるようにするのです。更に、9つある小さな3X3のブロックそれぞれにも、1〜9までの数字が一回だけ入ります。 という訳で、僕も今日生まれて初めてこの「数独」に挑戦してみました。学生時代は数字に強かったし、理系の自分には簡単だろうと思っていたら、大間違い。下のパズルを完成させるのに、キッカリ30分もかかってしまいました。お暇な方は、何分でできるかやってみて下さいね。 ![]() ![]() 「カタログ・ショッピング」用に送られてくるカタログ本で見つけた面白グッズ・シリーズです。夏にピッタリのデッキ・チェア。しかも頭の部分がくり貫かれているので、背中を焼きながらも本が読めるという便利なシロモノです。これで199ドル。欲しい人、いますか。 このデッキ・チェアを見ていたら、チューブの「Season in the Sun」を思い出しました。我ながら、古いな。 陽射しのシャワー グラス片手に デッキ・チェア まどろむ afternoon 瞳閉じれば so lonely 夢が醒めそうで プールサイド 光る君に 釘付けなのさ〜♪ ![]() ロンドンの地下鉄でまた爆発事件があったようですが、最近ワシントンでも、地下鉄の安全性に関する議論が非常に盛んになっています。数日前のワシントン・ポストの社説によると、あの9/11の直後にも、ワシントンの地下鉄のセキュリティはかなり強化されたようです。その結果、既にワシントンの地下鉄駅には、化学薬品を察知するセンサーや、侵入者探索システム(?)、デジタル監視カメラ、爆破に耐えうるゴミ箱、予備の通信ケーブルなどなどが備えられているとのことです。「それで、どれくらい安全なのか」と聞かれても、よく分かりませんけど。 その社説はさらに、「見えないセキュリティが最善のセキュリティだ」とし、これらの装備に加えて、地下鉄職員や警備員、そして乗客も含めた訓練の重要性を説いています。不審者やテロリストを見分ける訓練や、緊急時に対応できる訓練だそうです。 でも、これらで多少の安全性が向上したとしても、テロを完全に防げるとは思えません。長期的にもっと根本的なものを変えないと。それは、格差や差別や憎悪や偏見を無くすこと。それこそが、「目に見えないセキュリティ」だと思います。これには何世代もかかるでしょうね。何世代かかっても無理だよと言う人もいるでしょうが、そういう世界をつくろうよ。 ![]() うちの近所には、こんな目が沢山あります。駐車禁止などの交通標識と一緒に、歩道に建てられているのです。「ここは近隣監視区域です」というようなことが書いてあります。でも、こういう看板が立っていても、僕が知る限りでは、実際に住民組織や警察が特別なパトロールをやっているなどということはありません。では、この「目」は何なのか。単なる「案山子(かかし)」の役割なのかもしれません。この「目」がどれくらい犯罪の抑止力になっているのか、ちょっと興味がありますね。 テロが恐い恐いと言っても、アメリカは犯罪の方が恐いんじゃないかという気もします。銃社会ですし。ワシントンでテロに遭って死ぬ確率と、犯罪に巻き込まれて死ぬ確率は、どっちが高いでしょうか。考えたくもないですね。 ![]() ![]() 雷雨続きで蒸し暑かったワシントンも、今日はカラリと晴れ渡り、爽やかな夏空が広がりました。午後からはニョキニョキと入道雲も立ち上がり、何故かとても懐かしくなって写真を撮ったのです。少年時代の夏休み、こんな夏雲を見つけては「あっちの雲は何に見える、こっちの雲は何に見える」と話し合ったものでした。真っ青な空に浮かぶ真っ白な雲を眺めていたら、世界で起こっている嫌な出来事を一瞬だけ忘れることができました。ところで上の写真、右側の雲はプードル犬に見えませんか? 12月に全世界で公開予定のハリウッド映画「SAYURI」が話題です。原作は、1997年にアメリカで出版されミリオン・セラーとなった「Memoirs of a Geisha (邦題:さゆり)」。何が話題かというと、ロブ・マーシャル監督のキャストなのです。主人公の「さゆり」をはじめ、映画の中心となる三人の芸者が日本人ではないということが、一部で議論を呼んでいるのです。 「さゆり」を演じるのが中国人のZhang Ziyi(チャン・ツィイー)、さゆりのライバル「はつもも」も中国人のGong Li(コン・リー)、そして、さゆりの教育係「まめは」はマレーシアのMichelle Yeoh(ミシェル・ヨー)が演じるのです。ちなみに、渡辺謙、役所広司、工藤夕貴、桃井かおりなどの日本の役者さんたちも出演していますし、さゆりの少女時代は大後寿々花(おおご すずか)さんという日本人の子役が演じるそうです。 さて、それでは具体的にどういう議論が起きているかを見てみましょう。少し前のロサンジェルス・タイムズに載っていたものを、以下に訳してみます。 「芸者は日本の恒久的文化の一部である。歩き方、扇子の使い方、他人への接し方、顔の表情まで、ありとあらゆる動作が日本文化の洗練さに基づいている(それなのに、どうして日本人を使わないんだ)」〜中国人映画監督のChen Kaigeさん 「アメリカ人は、アジアには様々な文化があるということを忘れがちだ。ハリウッドは、そういうことにもっと敏感になるべきだ。アメリカ人が世界をどう見ているかということを、世界の人々は(こういう映画を通して)知るのだから」〜ボストン大学の人類学者Merry Whiteさん こういう批判に対して、当のマーシャル監督は、「自分は何も芸者界のドキュメンタリーを作っているわけじゃないし、これは架空の話なんだから。自分はこの国際的なキャストに誇りを持っている」と反論しています。皆さんはどう思いますか。 僕自身は、中国人やマレーシア人が芸者を演じても一向に構わないと思います。ただ、マーシャル監督のおメガネにかなう日本女優がいなかったのなら、少し残念かも。この映画のセリフは全編が英語だそうなので、もしかしたら、演技力に加えて英語力が不可欠だったのではないでしょうか。いずれにしても12月の公開が楽しみですね。実際に映画を見てから、またこのキャストについて再考してみたいと思います。 ![]() ![]() 2001年にブリスベンで作ったメガネが壊れてしまったので、ワシントン中心部の眼鏡屋に行きました。そこで、「最もトレンディー(trendiest)なメガネをください」と言うと、そこの店員がいくつか薦めてくれたのは、ことごとく日本製のメガネ・フレームでした。より正確に言うと、日本製のように思えるブランド名とでも言いましょうか。どんなブランドかというと....・ TAKEO KIKUCHI ・ KIO YAMATO ・ MITANI ・ TAKUMI ご存知のブランドはありますか。僕は、「TAKEO KIKUCHI」以外は聞いたことがなかったのですが、これらはどう考えても日本の名前ですよね。そこのお店にはこれら以外にも、「KASHIYAMA」、「KAZUO KAWASAKI」、「SAKI」といったブランドのメガネ・フレームもありました。これらも日本のブランドのように思います。どうやら、日本のメガネ・フレームは、アメリカでかなりトレンディーなようですよ。 で、いろいろ悩んだ結果、僕が買ったのが「TAKUMI」のフレーム(上の写真のヤツです)。フレームの内側には、「HAND MADE IN JAPAN」とありました。やっぱり日本製、しかも手作りですか。道理で高いはずです。日本で買ったほうが安かったかもしれません。 全米を猛暑が襲っています。ワシントンも連日、華氏で100度に迫る暑さ(摂氏37〜38℃)。昨日、今日は「外出を控えるように」という熱波注意報が出されました。今週のこの熱波のため、ホームレスやお年寄りなど、全米で30人近くが亡くなったそうです。こう暑いと、地下鉄の駅まで10分くらい歩いただけで、もう汗ダクになります。当然、ジャケットやネクタイなんか着用していなくてもそうなのです。日本でも今年から「COOL BIZ (クールビズ)」なんて呼んで、夏はノージャケット、ノーネクタイが推奨されてるようですが、世銀でいわゆる夏場の「ビジネス・カジュアル」が始まったのはいつだったかな。少なくとも5〜6年は前の話です。それでも、理事会の出席やクライアントとのミーティングがある場合には、普通のビジネス・スーツが必要とされています。 さて、この「ビジネス・カジュアル」の定義は何なのかと思い、「business casual」で検索して、いろいろな英語のサイトで確認してみました。まあ、定義なんてあってないようなもので、組織や業務内容、時と場合にもよるのでしょうが、大体以下の様な服装を男性用の「ビジネス・カジュアル」と呼ぶようです。 ・ シャツは夏でも長袖が望ましい。白かブルー系、派手すぎないストライプ。 ・ ズボンは折り目のある長ズボン。ジーンズはダメ。 ・ ベルトと靴は革製。スニーカーやサンダルは不可。 ・ ソックスはダーク系の色。 日本の「クールビズ」も、こんな感じでしょうか。ちなみに、ワシントンの街を歩くビジネスマンを最近観察していましたが、この熱波でもきちんとスーツを着てネクタイを締めている人が2〜3割くらいはいますね。そして、ジャケットは着ていなくても、ネクタイだけ付けている人が、さらに3割くらいはいます。従って、いわゆる「ビジネス・カジュアル」を実践している人は4〜5割くらいです。この割合は、ワシントンの中心部に特有のもので、都市によっては大きく異なると思われますけど。 昨日は男性のクールビズについて書きましたが、今日は夏場の女性ファッションについて。この時期、ワシントンはサンダル履きの女性がやたらに目立ちます。いろんなサンダルがありますが、ビーチ・サンダルみたいなペッタンコのゴム草履(英語では「Flip-Flop」)を履いている女性も沢山います。オフィスでも、たとえ服装は着飾っていても、足元はビーチ・サンダルという場合がよく見受けられるのです。さて、夏場はどこに行くにもビーチ・サンダルを履くというアメリカ女性たちのある一件が、今こちらのインターネット上ではちょっとした話題になっています。その一件とやらを紹介しましょう。ラクロスで全米チャンピオンになったノースウェスタン大学の女子チームが、ブッシュ大統領に招待されてホワイトハウスを訪問したのは二週間ほど前のことでした。綺麗に着飾った女子選手たちが、ホワイトハウスの一室でブッシュ大統領を囲んで記念撮影をしたのです。その写真がノースウェスタン大学のホームページに掲載され(これがその写真です)、それを見た人たちが騒ぎ出しました。なぜなら、チームの多くの女子選手の足元がビーチ・サンダルだったから。 「おいおい、ホワイトハウスにサンダル履きで行くとは何事か」、「大統領に招待されてホワイトハウスに行くなんていうのは、アメリカで最もフォーマルな場じゃないか(それなのに、ビーチ・サンダルとは)」、「時と場所をわきまえない若者たちめ」、などなどという批判が続出したのです。しかしながら当の本人たちは、「履き古したサンダルじゃなくて、いいサンダルを履いて行ったのよ」とアッケラカンとしています。こんなことが話題になって一番恥ずかしい思いをしているのは、この女子選手たちのお母さんたちだそうです。さて、あなたがもしホワイトハウスに招待されたら、何を履いて行きますか。 ワシントン近郊に家を買ってから二度目の夏ですが、庭付きの一軒家を持つと、庭の芝刈りという重労働が待っています。夏場の芝刈りは本当に大変なのです。暑いせいか芝の生長も速く、週に一回は刈らないといけません。我が家の場合、前庭と裏庭を毎週一回ずつ刈るので、一週間のうちにのべ二回は刈るのです。几帳面な自分がムラなく綺麗に刈ろうとすると、一回当たり大体一時間はかかります。 僕の知る限り、うちのご近所さんたちは皆が皆、「電動式芝刈り機」を使って芝生を刈っています。これはかなりうるさいし、環境にも悪そうなので、我が家では「手押し式」を使っているのです。この「手押し式」をヨイショ、ヨイショと押しながら、同じ箇所を違う方向からも何度も押して刈りそろえます。こうして約一時間の作業が終わると、今の時期はサウナにでも入ったように汗ビッショリになるのです。日頃、運動不足の自分には、この週二回の芝刈りがいいエクササイズだと思っています。以前、汗だくの僕を見かけたご近所さんが、「うちの電動芝刈り機を貸してやろうか」と言ってくれましたが、「This is my exercise.」と言って断りました。 それにしても、芝生の管理は難しいですね。7月の初め頃までは、「近所ではうちの芝生が一番青い」と思っていたのに、最近は雑草が増えたり、茶色く枯れかけた箇所が出てきたりで、見劣りしています。 ![]() ![]() Aさん:「どんなお茶が好き?」Bさん:「セイロン・ティー」 Cさん:「グリーン・ティー」 Dさん:「アールグレイ・ティー」 Eさん:「ジャスミン・ティー」 Fさん:「オネスティー」 えっ?冗談かと思ったら、本当にそんな名前の紅茶がありました。「オネスティー」です。正確には「Honest Tea」ですが、これは「Honesty」としか聞こえないでしょう。どうしてこういう命名になったのかというのが、この紅茶ブランドのホームページに載っていました。それによると、他の多くのブランドと違ってこの「Honest Tea」は、「本物の茶葉から製造しているから」だそうです。紅茶の茶葉から作られていない紅茶飲料なんて、詐欺みたいなもんですよね。ところで、この「Honest Tea」を飲みながら聴くミュージックは、ビリー・ジョエルの「Honesty」以外にはありえません。 ( http://www.keicho.com ) |