フロントページワールド通信>ニュージーランド(2003/9)
WORLD 通信

  ニュージーランド(September 2003)



荷物を預けても飛行機に乗らない理由 (2003/09/14)


 先日ブリスベンからオークランド経由で帰って来た時のことです。オークランド発成田行きのニュージーランド航空99便は、出発が予定より1時間半くらいも遅れました。その理由は、搭乗手続きを済ませ荷物もチェックインしたある乗客が、行方不明になったということでした。結局その乗客は現れなかったので、既に飛行機に積んであったその人の荷物を探して積み下ろし、ようやく飛行機は飛び立つことができたのです。

オークランド 実は、僕は以前にも似たような経験をしています。あれはもう何年も前ですが、パキスタンのカラチから確か中東のドゥバイへ向うガルフ・エアでの出来事です。カラチ空港で機内に搭乗後、丁度僕の後ろに座っていたアラブ人らしき男が、機体のドアが閉まる寸前にスルスルと飛行機から突然降りて、闇に消えてしまったのです。あの時も、「爆弾でも仕掛けて逃げたんではないか」と機内はパニックになりました。乗務員たちは必死に機内の不審物を探していましたが、結局何も見つからず、飛行機は2時間遅れで離陸しました。あの時は、飛行機がドゥバイに着くまで本当に恐かったです。

 あのカラチの時に比べたら、今回のオークランドでは恐怖心は全くと言っていい程ありませんでした。それは、今回はその行方不明になった人は搭乗する前に消えたこと。それに、はっきり言ってカラチとオークランドという土地柄の違いもあったのは事実です。

 それでは、荷物を預けながら飛行機に乗らない理由というのは、どういうのが考えられるでしょうか。以下に列挙してみます。

(1) 自分の荷物に爆弾を仕掛けて、飛行中に爆破させようとする場合。
(2) 荷物を預けた後、搭乗まで時間があるのでどこかに出かけて渋滞などに巻き込まれ、間に合わなかった場合。
(3) 荷物を預けた後、急病に襲われてどこかで倒れている場合。
(4) 恋人と別れて海外へ行こうと思っていたが、最後の最後でヨリが戻ってしまった場合。
(5) 荷物を預けた後、突然記憶喪失になってしまった場合。

 こんなところでしょうか。まだこれ以外にも、考えられるケースを思いついた人がいれば教えて下さい。さて、今回のニュージーランド航空のケースはどれに当てはまるか知る由もありませんが、まあ可能性がありそうなのは、(2)か(3)か(4)でしょうか。最近のテロリストは9.11のように自爆する場合が多いので、(1)のように不審を買うようなことはまずしないでしょう。だから恐ろしいんですけどね。



二段階の移民計画 (2003/09/15)


 昨日に続いてオークランドでの出来事です。ブリスベンから経由地のオークランドに着いたその日は、大雨と強風で大荒れの天気でした。おまけにかなり冷えていました。ブリスベンの気温が30℃近かったのに、オークランドは10℃以下で、この20度の気温差はかなりこたえました。オークランドの空港から乗ったタクシーの運転手さんも、オークランドの寒さが気に入らないとブツブツ文句を言っていました。それもそのはず、その運転手さんはインドからの移民だったのです。インドの暑さに慣れていたら、あの寒さは大変でしょう。

キウイの交通標識 その運転手さんは、「オークランドの冬は寒いし雨が多いので、いつかオーストラリアの暖かい地域に移住したい」と言っていました。僕がブリスベンから来たと言うと、しきりにブリスベンの事を聞いてきました。実際、彼がニュージーランドに移民した理由は、ニュージーランドの国籍を取得した後で、オーストラリアに移住するためだそうです。彼によれば、オーストラリアよりニュージーランドの方が、移民するのは容易らしいのです。そして、ニュージーランド国籍を持っていれば、いつでもオーストラリアに住めるのだそうです。だから、まずニュージーランドに移民して国籍を取得し、その後オーストラリアに移り住む。見事な二段階の移民計画です。あくまでも、最終目的地はオーストラリアの温暖な地域だと言っていました。で、当然ながら僕はブリスベンをお薦めしておきました。この次ブリスベンを訪ねたら、もしかしてこの運転手さんに会うかもしれません。



Local & Global〜地方公務員から転身した国際公務員のサイト
( http://www.keicho.com )