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  スリランカ(November 2004)



スリランカで紅茶三昧 (2004/11/10)


紅茶の入った象の置物(スリランカ) スリランカに来ています。今週月曜日のお昼頃コロンボに着いたのですが、翌日の深夜午前3時にはもうフィールド・トリップへと出発していました。一泊二日でスリランカ中央州のプロジェクト現場をいくつか訪ね、先ほどコロンボに戻って来ました。いつもながらのハードスケジュールでしたが、限られた出張期間内にやるべき仕事をこなさないといけないので、これも仕方がありません。現在スリランカは雨季のようで、毎日夕方5時ころから激しいスコールに見舞われます。そのせいで、コロンボに戻ってくるのが大幅に遅れてしまいました。

 さて、スリランカと言えば、紅茶です。訪問先ではどこへ行っても必ず紅茶が出てきます。数えてみたら、この二日間で実に10杯の紅茶を飲んでいました。紅茶は嫌いではありませんが、はっきり言って今は美味しいコーヒーが恋しいです。

 スリランカでは、お土産屋さんにもいろんな紅茶がズラーッと並んでいます。その中で僕は、紅茶の茶葉の入った象の置物を時々買って帰ることにしています。この象の置物は、スリランカの有名なお祭りのときに本物の象がするように、独特の衣装を着けているのです。これなら、紅茶を飲んでしまった後にも飾って置けるので、贈り物としても喜ばれますよ。



心に灯りをともす祝日 (2004/11/11)


 今日はスリランカの祝日でした。「Deepavali」というヒンズー教徒のお祭りだそうです。仏教徒が多いとは言え多民族国家のスリランカでは、キリスト教やヒンズー教、イスラム教など少数派の宗教にも配慮して祝日が定められているそうです。従って祝日の数が多くなります。カレンダーを見て数えてみたら、今年の祝日数は全部で28日でした。

 さて、今日の地元の新聞で、このヒンズー教の「Deepavali」について少しだけ学びました。記憶に留めておくために、ちょっとだけ引用しておきます。それによると、「Deepavali」とは「灯り(あかり)の祭」という意味だそうです。人生は闇と灯りのせめぎ合いで、「悟りを開くことは、心に灯りをともすこと」なのです。実際に灯りをともすのノランプと炎が必要なように、心に灯りをともすのにも「健全な心」と「知」の両方が必要だと説いています。要するに、「妬み、怒り、私欲などのない健全な心」がランプで、「知」が炎の役割なのです。健全な心が英知で満たされて、初めて心に灯りがともるということでしょう。今日は、とても深い意味を持った祝日のようです。



仏陀も寝転ぶスリランカ (2004/11/12)


スリランカの寝転ぶブッダ 日本に何度か行った事があるというスリランカ人のエディリさんに、「どうして日本人は、そんなに早く歩くんだ」と聞かれました。どうしてなんでしょう。「日本人は、オフィスの中でも走るよね」とも言われました。いつも忙しく時間に追われているような、そんな習慣が身についてしまっているからでしょうか。

 さて、仏教徒の多いスリランカでは、街中で実にたくさんの仏像に出会います。多くは日本でもよく見る座っている仏陀ですが、中には変わった格好をした仏陀もあります。昨日コロンボで見つけたのは、こんな風に肘をついて寝転んでいる仏陀でした。仏陀だってリラックスしたい。その気持ち、よ〜く分かります。何事もゆったりしているスリランカでは、仏陀もゆったりと寝転んでいるのですね。



仏陀も傘さすスリランカ (2004/11/13)


スリランカの傘さすブッダ またまたコロンボの街で見つけた仏陀です。炎天下の中、仏陀が日傘をさしていました。年中強い陽射しが降り注ぐスリランカですから、そりゃあ、仏陀だって暑いでしょう。きっと、どこかの心優しいスリランカ人が、気を利かせて傘をつけてあげたのだと思います。

 僕はこれは日傘だと思うのですが、もしかしたら、雨傘も兼ねているのかもしれません。雨にも負けず、強い陽射しにも負けずに座り続けるスリランカのこういう仏像を見ていると、何となく癒されます。



飛んでばかりじゃトンデモナイ。 (2004/11/16)


 先週土曜日の早朝にコロンボを発ち、バンコック経由でブータンに行ってきました。ブータンには一日半だけ滞在し、強行日程で先ほどコロンボに戻って来たのです。ブータンでは気温が5℃くらいでかなり寒い思いをしましたが、コロンボは30℃を越えて蒸し暑いですね。

 ブータンへ行ったのは、昨日の月曜日に首都ティンプーで開催された大事な会議に出席するためでした。僕の担当しているブータン都市開発セクターの援助調整会議があったのです。ブータンのこのセクターに援助を行っている先進諸国や国際機関の代表が一堂に会しました。

 今回の出張は当初スリランカだけの予定でしたが、ワシントンを発つ前日に、上司からこのブータンの会議に出席するように言われたのでした。ワシントンからこの一日の会議のためだけにわざわざブータンに行くのは無理ですが、既にスリランカにいるのだから、そこからブータンに飛ぶのは比較的容易だろうという訳です。まるで、「地方から東京に出張に行く人に、ついでに横浜にも寄ってきてくれ」というようなものかもしれません。まあ、いつものことですが、ほとんど隣町に出かけるような感覚で国境を越えています。



疲労感と充実感 (2004/11/19)


 ここ三日くらいはほとんど毎日18時間労働が続いたので、かなり疲れています。でも、ようやくスリランカでの今回の仕事が終わりました。今回も多くの村や街を訪れ、多くの人に会い、多くの議論を重ね、多くの知恵を分かち合いました。出張の最後はいつもそうですが、疲労感と充実感に満ちています。

 これから二日がかりでワシントンに帰ります。帰ったら、娘たちが好きな肩車をいっぱいしてあげよう。




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