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  タイランド (April 2004)



バンコックでサムライが待つ (2004/04/16)


 タイはバンコックのホテルからです。ワシントンから成田までが14時間。成田空港で数時間の待ち合わせのあと、バンコックまでさらに約7時間。いつもながら機内ではほとんど眠れず、昨晩遅くというか、今朝早くバンコックに着いた時はもうグッタリでした。そんな時に、ホテルのチェックインで30分も待たされてしまったのです。イライラが絶頂に達したのは言うまでもありません。

 今滞在しているバンコックの空港ホテルには、もう何十回と泊まっています。空港ターミナルから高架通路を歩いて数分と便利なので、バンコック乗り換えのときはよく利用しています。今までは、割とすんなりチェックインできることが多かったのですが、昨夜は別でした。

バンコックのホテルにあった彫刻 昨夜のホテルのフロントには、チェックインの手続きを待つ列が三つできていました。僕は最初、4人ほどの人が並んでいた一番左の列につきました。ところが10分近くたっても全然進まないので、短くなってきた真ん中の列に移動しました。その時点で、僕は真ん中の列で三番目でした。そしたら、僕が移った途端に、左の列は回転が速くなりました。一方、真ん中の列の方は、僕の前に並んでいた人が予約をしていなかったらしく、フロントのスタッフと何かもめ出しました。「スタンダードの部屋は空いてないので、デラックス・ルームになるけど、そうすると料金がどうのこうの...」と交渉が始まったのです。左の列はスイスイと進み、僕の後から並んだ人まで、既にチェックインを済ませました。「ああ、あのまま左の列に並んでいればなあ」という後悔は先に立ちません。結局、真ん中の列でチェックインを済ませるまで、合計30分も待たされたという訳です。21時間も飛行機に乗ってきたあとの、この30分はかなりこたえました。

 さて、ワシントン〜成田便の機内ビデオで、遅ればせながら「ラスト・サムライ」を見ました。なかなか良かったですね。特に、トム・クルーズが「サムライの文化」をappreciateするあたりは、日本人として誇らしく思いました。「サムライとは尽くすという意味である」というのは知りませんでした。僕も、行列で待たされたくらいでイライラしないような、「サムライ」の平静な心を身につけたいです。そういえば、「待つ」という字と「侍(サムライ)」という字は偶然にもよく似ていますね。



バンコックとバンコク (2004/04/17)


タイシルク やっぱりバンコックは暑いです。ちょっと外に出ただけでムーッとします。

 ところで、さっきホテルの人に「Happy New Year」と声をかけられました。タイでは、ほんの数日前に「ソンクラーン」と呼ばれるお正月だったらしいのです。「バンコクからの便り」や「タイ・バンコク海外生活ブログ」によると、このソンクラーンというのは水を掛けあうお祭りでもあるそうです。

 上記ふたつのサイトは、「バンコック関係のサイトやブログはあるかなあ」と探していて見つけたものです。いろいろ検索していて、面白いことに気づきました。それは、「Bangkok」のことを「バンコク」と書いている人と、「バンコック」と書いている人の二通りがあるということです。この小さい「ッ」を入れるか入れないかの違いは、小さいようでとても大きいのです。ちなみに「Yahoo! Japan」では、「バンコク」で検索すると14万個のウェブサイトが出てくるのに、「バンコック」では7610個のサイトしか出てきませんでした。要するに、「バンコク」と書いている人の方が圧倒的に多いのです。

 僕はあくまで「バンコック」にこだわります。その理由は、「バンコク」だと「万国博覧会」みたいでちょっと変だし、発音になるべく近い表記にしたいからです。「ブリスベーン」ではなく「ブリスベン」。「バンコク」ではなく「バンコック」。



タイの外相を国連事務総長に (2004/04/18)


 バンコックで読んだ新聞に、「タイのスラキアット外相を国連事務総長に」という記事がありました。それによると、タイのタクシン首相は、2006年で任期の切れるコフィ・アナン国連事務総長の後任に、タイのスラキアット外相を推すことを表明したというのです。そのスラキアット外相の経歴も載っていましたが、この人の経歴はハッキリ言って凄いです。タイのチュラロンコン大学法学部を首席で卒業したあと、タイ人として初めてハーバード大学の法学博士号を取得したそうです。その後政界に入り、37歳で財務大臣になり、43歳で外務大臣になっています。彼は今年でまだ46歳です。もし実現すれば、かなり若い事務総長ですね。本人のことはこれまで全く知りませんでしたが、ちょっとこれから注目してみようと思いまキ。

 国際機関のトップの人選には、大国の思惑がからんでなかなかスッキリ決まらないケースが多いです。国籍にかかわらず、もう少し民主的に実力本位で選ぶようなシステムを確立できないものでしょうか。それにしても、こういう人を若くして財務相や外相に抜擢し、さらに国連事務総長にしようとするタイの政治というものに、ちょっと興味が沸いてきました。少なくとも今の日本の内閣には、国連事務総長として通用しそうな人はひとりもいませんね。



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